ME:I 2ND SINGLE『Hi Five』リリース記念イベント――『"Hi Five" RELEASE SHOWCASE』レポート

ME:I（ミーアイ）が8月27日（火）に神奈川県横浜市内にて、2ndシングル『Hi Five』の発売を記念したリリースイベント『“Hi-Five” RELEASE SHOWCASE』を開催した。

日本最大級のサバイバルオーディション番組の初のガールズ版「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」で“国民プロデューサー”のよって選ばれた11人組のガールズグループ、ME:Iは今年4月にシングル『MIRAI』でデビュー。前作から約3ヶ月ぶりとなる2ndシングルのタイトル曲「Hi-Five」のMVは7月29日（月）に公開され、再生回数950万再生を突破。リリース日の前日に行われたイベントの会場には対象オンラインショップの予約者から抽選で選ばれたYOU:ME（ファンの呼称）が集結。イベントの模様は彼女たちのオフィシャルYouTubeチャンネルでの生中継も行われ、多くのファンが彼女たちの初のカムバックとなるパフォーマンスを見届けた。

開演時間になると、打ち上げ花火や波の音が盛り込まれたオープニングSEが鳴り響く中、通常盤のジャケットを飾ったプレッピーな衣装に身を纏ったME:Iがステージに姿を見せた。活動休止中のTSUGUMIを除く10人のメンバーはニューシングル「Hi-Five」を明るく元気にパフォーマンス。様々なスタイルでメンバーとのハイタッチを繰り出し、＜上がっていくテンション＞というフレーズ通りに観客の熱気を一気に引き上げて見せた。MCでは、楽曲について、RANが「ME:Iとともに過ごす最高にホットな夏をコンセプトに、今、この瞬間、この夏をより鮮やかで楽しい時間にするという意味が込められてます」と解説すると、KEIKOは「アップテンポな楽曲で、私たちもパフォーマンス中は楽しくて。皆さんにもたくさん聞いていただけたらなと思います」とアピールした。

続いては、ゲームコーナーへと突入。最初に行われたのは2チームに分かれての対決となる「絵日記リレー」。夏にちなんだお題が出され、そのお題に沿った絵を一人ずつがホワイトボードに書いていき、最終的に1枚の絵を完成させた上で、回答者がお題を当てるというゲーム。第1回戦は「花火大会に来たME:I」「キャンプをしているME:I」というお題だったが、COCORO、RAN、SHIZUKU、KEIKO、RIONのAチームと、MIYU、AYANE、SUZU、KOKONA、MOMONAのBチームの両チームともが正解。MIUの「簡単すぎたね。もう1回やりたい」という言葉から第2回戦が行われるが、BチームのMOMONAが「どこを書けばいいの？」と困惑しながら、お題とは関係のない絵を次々と加えていき、チームメイトから「デコレーションしとるだけやん」「これいらんやろ」「マジで気持ち悪いんだけど」とつっこまれ、AチームのKEIKOからは「あっちの絵、おもろい」と笑い声が上がった。結果的にはAチームが「海辺でスイカ割りをしてる少年」という正解を見事に導き、Bチームは「新幹線から見えた富士山」というお題だっが、MOMONAが書き加えた太陽によって、回答者のKOKONAが「新幹線から富士山を晴れの日に見に来たよ」と答えてしまい、残念ながら不正解となった。

ここで進行をMOMONAからCOCOROへとバトンタッチし、2つ目のゲーム「答えを合わせましょう」へ。シャインマスカットやマスクメロンなどの＜高級フルーツ盛り合わせ＞というご褒美をかけて、お題に対してメンバー全員の答えを合わせるゲームで、第一問は、「L.A.で食べて美味しかったものは？」という質問に対して、8人が「肉」と書く中で、COCOROが「シュラスコ」、KOKONAが「ステーキ」と書いたいために失敗。2問目は「一番夏が似合うメンバーは？」という問いに、シンキングタイム中にはメンバーから「ボケるなよ」「あの人しかおらんやろ」「フルーツかかってるから！」と念を押されているなかで、KEIKOだけ「みんなとらん」と記入。他の9人は全員が「RAN」と書いており、ファンの後押しもあって、なんとか正解となり、ご褒美をゲットして喜んだ。

その後は、7/27（土）と7/28（日）に出演した世界最大級のKカルチャーフェスティバル『KCON LA2024』のために訪れたLAの思い出話を語り、MIUが「ちょっとまだ秘密の話があるから、楽しみしていて欲しい」と今後のコンテンツの公開を予告。さらに、日本全国や海外で単独コンサートをやりたいという話で盛り上がり、会場に集まったファンにも積極的に話しかけ、コミュニケーションを楽しみ、少し緊張の面持ちだったSUZUが「気合いが入ってて本番前に筋トレしていた」とRANに明かされるシーンもあった。

そして、COCOROの「2ndシングルからもう1曲、披露したいと思います」という言葉をきっかけにメンバーがハンドマイクを持ち、「Our Diary」を披露。SIZUKUの柔らかなハミングとウィンクから始まり、一人ずつ歌い継いでいくラヴァーズやトラップのビートを加えたメロウなR&Bで観客の体を自然と揺らし、心地の良い一体感をもたらした。最後にSUZUが「YOU:MEと初めて一緒に過ごす夏を最高の思い出にしていきたいです」とあいさつ。KOKONAは「私たちの曲を聞いて夏を楽しんでいただけたらと思います」と続け、SHIZUKUが「もう8月の終わりですが、まだまだ暑い夏は続くので、これから一緒に最高の夏の思い出を作っていきましょう。皆さん、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、MIYUが「今まで以上にフリートークで直接皆さんと話せて楽しかった」というリリースイベントは締めくくられ、メンバーは「まだすぐお会いましょう」「すぐ帰ってくるからね」と再会を約束しながら笑顔で手を振ってステージを後にした。

（おわり）

取材・文／永堀アツオ

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