韓国最大級の歴史と規模を誇る野外音楽フェス「釜山国際ロックフェスティバル(Busan International Rock Festival)」。メインステージにはMEGADETHやTHE LIBERTINESといったワールドクラスの面々がヘッドライナーに名を連ねる。数万人規模の音楽ファンが押し寄せる壮大なスケールの中、Suchmosが10月3日、セカンドステージである「GREEN STAGE」のヘッドライナーとして出演し、全10曲の圧巻のステージを披露した!

Suchmosの登場を待ちわびる観客の熱気が高まる中、ライブは「MINT」からスタート。YONCEの「レッツゴー釜山!」という掛け声を合図に、バンドが鳴らすグルーヴが会場いっぱいに広がり、オーディエンスが一気にSuchmosの世界へと引きこまれる。

1曲目の「MINT」に続いてYONCEが「Come on, DJ」と叫ぶと、「YMM」へ。序盤からバンドならではのタイトかつ自由なアンサンブルで観客を魅了し、GREEN STAGEを埋め尽くした熱気はさらに上昇していく。

熱気が高まるなか、リリースされたばかりの新曲「Smile」を披露。バンドの現在地を示すフレッシュなサウンドで巨大な野外会場を包み込んだ。

そしてライブ中盤、YONCEは韓国語で観客へメッセージを送った。

「日本から来ました、Suchmosです。再びこの国のステージに立つことができて、とても嬉しいです。この時間だけは、あなたたちのために、そして自分たちのために、心から楽しみます。」

韓国のファンへの思いを自らの言葉で伝えると、会場からはひときわ大きな歓声が上がった。

そのまま「A.G.I.T.」へ突入すると、心地よいビートに呼応するように全体が身体を揺らし、ステージと観客が完全にひとつになっていく。

そして「STAY TUNE」のイントロが鳴り響いた瞬間、この日最大級の歓声が沸き起こる。楽曲が進むにつれて観客の歌声も大きくなり、やがて会場を包み込むような大合唱へ。国境を越えて愛され続ける楽曲の強さと、Suchmosを待ち続けてきた韓国のファンの並々ならぬ熱量を改めて感じさせる光景となった。

ライブもいよいよ終盤へ。「カムサハムニダ! Busan, see you next time!」と再会を約束するように観客へ呼びかけ、最後に披露したのは「VOLT-AGE」。GREEN STAGEのトリを飾るにふさわしいスケール感あふれるパフォーマンスで、この日のステージを締めくくった。

全10曲のセットリストを終え、メンバーがステージを後にしても、会場の熱気は冷めることなく、観客からは熱烈なアンコールを求める声が巻き起こった。

名残惜しそうにステージを見つめるファンの姿も多く見られる中、Suchmosの釜山での一夜は幕を閉じた。

再び韓国のステージに立つ喜びを伝え、その洗練されたサウンドだけで国境を越えてオーディエンスを踊らせたSuchmos。GREEN STAGEを埋め尽くした大歓声と鳴り止まないアンコールは、彼らが韓国でも変わらず深く愛され、待ち望まれていたことを物語る歴史的な一夜となった。

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