2月はroph recordingsのレーベルマネージャー「Koizumi Takumi」によるエクスクルーシヴ・ミックスを放送。＿＿＿USEN JAZZ HIP HOP

2023年2月のMonthly Exclusive Mix selected by roph recordingsは本特集コーナーのディレクションも務めるroph recordingsのレーベルマネージャー「Koizumi Takumi」によるエクスクルーシヴ・ミックスを放送。

Gary BartzやAzymuth、Doug Carnなど数々の大御所JAZZアーティスをフィーチャーしたシリーズで知られるA Tribe Called Questのプロデューサー/DJのAli Shaheed MuhammadとAdrian Youngeのレーベル「JAZZ IS DEAD」からKatalystをフィーチャーしたカタログナンバー13より「The Avenues」でミックスはスタート。

現代JAZZを語る上で外すことのできない重要人物、アメリカ出身のJAZZドラマーのMakaya McCravenの「Dream Another」や、トランペッターのMatthew Halsallが創設し、現代UK JAZZシーンにおいて重要な役割を持つレーベルGondwana Recordsの大型新人Jasmine Myraの「Horizons」。

トータスのメンバーとしても知られるJAZZギタリストで良質な楽曲をリリースし続けているJeff Parkerの「Cliche」などをはじめとした現行JAZZの名曲から、レバノン出身のJAZZトランペッターIbrahim Maaloufが、Hip Hop創世記から現在まで精力的に活動を続けるDe La SoulのPosをフィーチャーした「Quiet Culture」や、PPPのキーボーディストでもあるZo!と同じくデトロイト出身のビート・メイカーTall Black Guyの「Hold My Hand」。

さらに現代のJAZZ HIP HOPを語る上での最重要人物であるRobert Glasperが2018年にオーバードーズにより惜しまれながらこの世をさったラッパーMac Millerをフィーチャーした「Therapy pt.2」など、現代のJAZZとJAZZ HIP HOPを織り交ぜたミックスに仕上がっている。

ここではその中から象徴的な5曲を紹介する。

Makaya McCraven / Dream Another

ビート・サイエンティストの異名を持つドラマー/プロデューサーのMakaya McCraven。サンプリングやループミュージックなど今までのJAZZとは一線を画すスタイルでHIP HOP界隈でも活動を行なっている。

Jasmine Myra / Horizons

2022年にリリースされたJAZZアルバムで非常にクオリティーの高い内容だったGondowanaの新人Jasmine MyraによるHorizons。

Robert Glasper / Therapy pt.2 feat. Mac Miler

2018年に惜しまれながらもこの世をさった天才ラッパーMac Millerをフィーチャーした楽曲。NPR RadioがYouTubeで公開しているMac MillerのTiny Desk Concertは必見。

It Don’t Matter / Ella Knight

Giles Petersonが設立した次世代プロデューサー・サポート・プログラムから選りすぐりを集めたコンピ「Future Bubblers 5.0」からElla Knight「It Don’t Matter」Brownswood Basement SessionでもElla KnightのセッションをYouTubeで配信している。

The Visitors / Gone Are The Days

nujabesの遺作となる「Spiritual State」でもUyama Hirotoをフィーチャーしカバーされた楽曲。