サカナクション 山口一郎、単著第二弾となる ことば２ 僕自身の訓練のためのノートの刊行が決定！

サカナクション山口一郎の単著第二弾となる「ことば２　僕自身の訓練のためのノート」の刊行が決定した。
昨年刊行された「ことば　僕自身の訓練のためのノート」の第二弾となり、デビュー前の2001年から2006年にわたって書き綴られた全250篇の“ことば”を収録。世代の垣根を越えて、多くのリスナーから支持を得ている山口一郎の歌詞世界。その源流にあるデビュー前の“ことば”の訓練の記録を収録している。特別仕様の限定版ならびに通常版の2種類を同時にリリースする。

限定版では、本文の全ページを伝統的な印刷技術である「活版印刷」によって印刷。オフセット印刷が主流となっている現代、全ページを活版印刷によって製作するきわめて意欲的な試みとなっている。とくに全250篇の“ことば”は、型に金属を流し込んで活字をつくる「鋳造」、活字をひろって文章を構成する「文選」、文章の行間や文字間をととのえてページの版を組み上げる「植字」までを、すべて職人の手作業によっておこなった。デビュー前に書かれた“ことば”の一つひとつを、活字というモノによって大事に刻印していくように製作している。

本書のブックデザインは、限定版・通常版ともにアートディレクターの葛西薫が担当。前作『ことば　僕自身の訓練のためのノート』の企画起ち上げ時に、山口一郎たっての希望で葛西による装丁が実現し、前作から今作にかけてシリーズとして統一的なコンセプトでデザインされた。葛西は本の装丁やエディトリアルデザインを数多く手掛け、第30回講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞するなど出版界でも長年にわたり高い評価を受けてきた。本書では、活版印刷を意識した本文の組版、表紙の印象的な「ＹＩ」のロゴマーク、限定版の布クロス装など、葛西ならではの上質なデザインが随所に光っている。

限定版表紙の布クロス装には、テキスタイルデザイナーの須藤玲子が本書のために新たに製作した布「ミラージュクロス」を使用。須藤は2023年度芸術選奨（美術部門）文部科学大臣賞を受賞するなど、国内外で広く活躍するテキスタイルデザイナーである。ブックデザインを担当する葛西からの依頼を受けて、今作に使用するため特注の布を製作した。布の完成後に山口一郎のライブツアー「懐かしい月は新しい月“蜃気楼”」を観覧した須藤が、布が想起する印象を表す言葉として蜃気楼（ミラージュ）と名付けた。

さらに、シンガーソングライターの松任谷由実が本書のために推薦文を寄せている。「手紙」の形式をとったユニークな推薦文は、本書に収録された“ことば”を「エチュード」と呼び、歌作りと結びつけてメッセージを送る内容となっている。推薦文の全文は、限定版では“ことば”同様に活版印刷された用紙が本の中に挟みこまれている。通常版では本の帯に掲載される。

限定版はサカナクションファンクラブNF memberでの先行販売と蔦屋書店一部店舗限定で取り扱いされる。
全国の書店ならびにオンライン書店で発売されるオフセット印刷による通常版も限定版同様に2024年4月17日(水)に発売となる。

山口一郎がフロントマンを務めるサカナクションのおよそ2年ぶりとなる全国アリーナツアー 「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」は、来週4月20日(土)幕張メッセ公演を皮切りに、8会場15公演開催される。先日発表された7月9日(火)/10日(水) ぴあアリーナMMの追加公演は、4月15日(月) 18:00よりオフィシャルチケット最速抽選受付がスタートとなる。

サカナクション復活・再始動の記念すべきライブとなる本ツアーも、是非チェックしてほしい。