C&K 全国ツアー「日本全国地元化計画〜しいけさんの国〜」 １2カ所１3公演全公演ソールドアウト 独自のエンターテイメントへのチャレンジ 異例の顔出し無しのスタイルで大成功

CLIEVYとKEENからなる男性二人組シンガーソングライターユニットC&K。５月１０日（金）埼玉・三郷市文化会館 大ホールからスタートした全国１2カ所１3公演のツアー「日本全国地元化計画〜しいけさんの国〜」が、8月3日（土）北海道・カナモトホールにてファイナルを迎えた。

“日本全国地元化計画”とはC&Kが継続して掲げているテーマで、タイトルにある“しいけさん”とは、CLIEVYが生み出したキャラクターで、ファンの中で愛され続けているマスコット。DJ編成から、生演奏のホーンセクション含むバンド編成まで、様々なスタイルでライブを行うC&Kだが、“しいけさんの国”と銘打った今回のツアーは、全公演ソールドアウト。
歌唱力は勿論のこと、デビュー以降、追及してきた独自のエンターテイメント性や、ライブを通じて伝えたいメッセージを表現出来たライブとなった。

ライブスタートのステージには、ストーリーテラーとして俳優の山根和馬が登場。本編は全17曲４幕で構成され、そのストーリーは、ライブを摩訶不思議な人生と捉え、繰り広げられるステージへ、幕間ごとに誘うという構成。
山根の合図で幕が開き、ライブの定番曲「to di Bone」のイントロで、しいけさんの被り物を被ったC&Kが登場。被り物を被っていて顔を出していないが、ふたりのボーカルは響き渡り会場を一機に盛り上あげた。今治タオルを題材にした「I.M.A」ではC&K、ダンサーしいけさん、客席全員がここぞとタオルを回し、息つく間もなくドラマ主題歌の最新曲「ハートビート」を披露。

続いて2幕が始まるとそこには再び、しいけさんの被り物を被ったC&Kとメンバー全員がしいけさんで構成されたバンドが登場。“このライブはもしかしたらずっとこのスタイルなのか？”という若干の不安がよぎりつつも、「精鋭」「幸せのディスタンス」等を披露。ライブパフォーマンスの強さを持つC&Kならでは、1幕と2幕で10曲を異例の顔出し無しのしいけさんスタイルでオーディエンスを盛り上げた。

3幕目が開くとステージは架空のスナックのシチュエーションに変わり、ようやく被り物をとったふたりが登場。大人のラブソング「挿入歌」、バラードの代表曲「みかんハート」等を歌いあげた。その後、スナックからタクシーのシチュエーションに移り、トークの掛け合いにも定評をもつ二人組ならでは、絶妙な即興コントを展開。そこから更に一機に場面は展開し「ドラマ」「終わりなき輪舞曲」でいよいよ本編終盤の4幕目へ向かう。

4幕目のストーリーテラーから放たれた言葉は“生きて！生きて！生ききるのです！”。その強い言葉に導かれ本編ラストとなる「上を行くメイク」ではレオタードスタイルで登場。“人生は暇つぶし　クソ真面目に遊べ”という歌詞、人生や運命をテーマにしたこの曲をコミカルに軽快に歌い届ける姿こそが、C&Kがこれまで多くの場面で伝えてきた“ふざけた中のシリアスなメッセージ”というアーティストとしての指針をライブで昇華したような本編ラストとなった。

アンコールは「C&K Ⅸ」からスタートし、ライブで最も盛りがる曲「踊LOCCA～around the world 新たなる冒険～」ではホールという環境にも関わらず、会場中のオーディエンスが回って踊り、曲の途中でKEENが2階席へ、CLIEVYが3階席に“最後尾でも最前列！”と唱えながら縦横無尽に駆け上がり最高潮に。続く沖縄民謡風の新曲「ひっちゃかめっちゃか」では、ステージ上にオーディエンスを呼び込み、これまで観たことの無い、これぞステージも客席も分け隔てなく一体となったシーンを作り上げた。

今ツアーの公式プレイリストとして「日本全国地元化計画〜しいけさんの国〜」をApple Music、Spotify、LINE MUSIC、YouTube、YouTube Musicで配信スタート。ステージの名場面を追体験できるプレイリストとなっている。

全国ツアーは終了となったが、ここから更に様々な形のワンマンライブが決定している。
8月23日(金)24日(土) 大阪城野外音楽堂では、昨年行った「水掛けまつり」が好評につき今年は2日間の開催となり、８月３０日にはBillboard Live YOKOHAMAにて、一夜限りのバンド編成によるライブを行う。更に9月14日(土)15日(日)熊本にて進化し続ける野外ライブ「移動式遊園地」を2日間開催。9月28日(土)沖縄 ミュージックタウン音市場にてワンマンライブも決定。