PART 1:「ゆるめるモ!合同会社」社長兼プロデューサー就任記念~ねるん インタビュー

──ゆるめるモ!がモバイルアーツの芸能部門を担う100%子会社として「ゆるめるモ!合同会社」を設立し、前事務所から独立。現役メンバーのねるんさんが社長兼プロデューサーに就任しました。

「はい、就任しました(笑)。独立することで、色んなことを自分たちで決めて前に進むことができるならと思い、やってみようと思いました」

──独立して会社を設立し、自らが社長兼プロデューサーになるという決断は、すぐにできたのでしょうか?

「“私にできるのかな?”とは思いましたけど、ゆるめるモ!に加入してもう7年くらい経つので、ここでまた頑張る場所を作って、“最後の頑張り場だ!”という気持ちでやってみようと決断しました」

──決断するまでに、周りに相談したりは?

「一切していないです。メンバーにも周りの大人にも、誰にも相談していません。今回に限らず、何事もあまり他人に委ねることなく自分で決めて生きてきましたし、自己責任に快感を覚えるタイプなので(笑)。最終的には、“ゆるめるモ!をここで終わらせない”という意志と、それに対して“自分にできることがあるはずだ”と信じて行動しました。社長がどんな仕事をするのか、プロデューサーが何をするのかもあまりわからず…社長には漠然と勝手なイメージがありましたけど。会社では椅子に座って足を組んでいるとか、昼間から犬の散歩をしているとか(笑)。でも、社長になってみたら全然そんなことなかったです(笑)。いつか、昼間に犬の散歩ができるくらいになりたいです」

──社長兼プロデューサーの業務をしながら、これまで通りにゆるめるモ!のメンバーとしても活動しているわけですよね? 正直、かなり大変なのではないでしょうか?

「毎日がヘビーで、家では泣きながら仕事しています(笑)。社長の時間、プロデューサーの時間、アイドルとしての時間…1日の中で余る時間がないです。それが正直しんどくて。今までもゆるめるモ!の活動に対するアイデアは出していましたけど、私はアイデアを出すだけで実行してくれるのはスタッフさんでしたし、結果に対する責任もなかったので。でも、今はアイデアを出すだけではなくて、それを実現させるためにどうすればいいかを考えないといけないですし、結果もしっかりと見る必要があります。そんな風に変化して、今まで以上にメンバーのこと、グループのことを考えるようになりました」

──やるべきことが増えて時間は足りないくらいですけど、新たなやりがいも感じていますか?

「自分が考えたことを実行して、それに対してファンの方から意見が返ってきたり、ライブのチケット販売数もダイレクトにわかるので、その部分ではやりがいを感じています」

──とすると、ねるんさんに社長兼プロデューサーは向いているのでしょうか?

「向いているとは思わないです(笑)。そもそも上の立場に立つのが好きではないのにグループのトップ、会社のトップになっちゃって、居心地は良くないです(笑)。でも、人生経験としてとても貴重な経験だとは思っています。考え方もそうですし、関わる方もそう。社長兼プロデューサーに就任していなかったら一生味わっていない経験ばかりです。こんな経験ができることはないですし、贅沢なことだと思うので、今はとにかくやってみようと頑張っています」

──社長とプロデューサー、アイドルでモードを切り替えるのも大変ですよね?

「多重人格みたいな考え方をしないといけないのが、ちょっとアレですね…頭が忙しいです。ねるんという個人を持ちつつ、グループを見るのが。でも、個人のねるんは一旦置いておいて、みんなが楽しくなればいいです。自分の髪の毛はボサボサだけど、子どもには可愛くいてほしい子育て中のお母さんの心境というか…お母さんになったことはないですけど(笑)」

──今、一気に多忙になったねるんさんを癒してくれているのは何ですか?

「やっぱりファンの声です。しんどくて泣きながら仕事しているとき、ファンからのメッセージを読んで、今度は嬉しくて号泣です(笑)。メンバーも感謝の気持ちを言葉にしてくれますし、“励まされている!”と思います」

──現役アイドルでありつつ、グループの所属事務所の社長兼プロデューサーというのはかなり珍しいと思いますが、走り出した今はどんな未来を思い描いていますか?

「目標を立てるのがとても苦手だったので、これまでだったら立てられなかったですし、立てていませんでした。だけど、立てないといけない立場になって、本当に“向いていない…”って思います(笑)。ただ、以前からずっと変わらずにあるのは、“ゆるめるモ!の存在意義をもっと大きくする”ということです。社長兼プロデューサーとしては、メンバーが活動していて“楽しい!”と感じることをもっと増やしたいですし、ファンの方にも“ゆるめるモ!を好きで良かった!”と思ってもらいたいです。あと、先日のワンマンライブ(グループ結成15周年記念日の前日にあたる10月3日に神奈川・SUPERNOVA KAWASAKIで開催された、『インデペンデンス・デイ』)をソールドアウトさせて頂いたので、これからもどんどんライブ会場のキャパを広げられるようにしたいです。そのためにも、メンバー1人ひとりが持っている核を強くして、個性を伸ばして、もっとそれぞれの魅力も伝えていきます!」

PART 2:ゆるめるモ!メンバー座談会

──10月3日に開催された『ゆるめるモ!15周年突入記念ワンマンライブ「インデペンデンス・デイ」』には、現役メンバーに加えて6人の卒業メンバーが出演し、ゆるめるモ!の15年の歴史と現在地が交錯した熱量の高いライブでした。そんなゆるめるモ!のこれからを、新会社「ゆるめるモ!合同会社」を設立し、ねるんさんが社長兼プロデューサーに就任した現状を踏まえてお話を聞かせてください。まず、新体制スタートに際してですが、メンバーの皆さんにはそれぞれ役職と担当が与えられているんですね?

なに「なには、“財務担当専務”という役職で“財布をゆるめる!”担当です! 仕事内容は財務担当の役職名の通り、ファンの皆さんが思わず財布の紐をゆるめてしまうような活動を提案していくことがミッションです! 私自身は、以前から財布の紐がゆるくて(笑)。でも、これからはもっとゆるめたい! そのためにはさらなる収入が必要なので、新体制を機にどんどん上を目指していきます!」

めあり「私の役職は“ダンス部長”で、担当は“緊張をゆるめる!”です! 自分自身も緊迫した空気が苦手ですし、特典会で緊張する人も多いので、緊張せずにリラックスしてもらえるようにしたいです」

なに
めあり

へそ「私は“MC部長”で、“思考をゆるめる!”担当です。私の性格が何事も考えすぎてしまって、思考がすごく巡るタイプなので、そんなに思考し過ぎずにゆるめた方がいいと思って担当になりました」

まこと「“平社員”で、“常識をゆるめる!”担当のまことです。一般的に思われるアイドルの型にハマっていたくないので、“常識をゆるめる!”担当になりました」

へそ
まこと

らき「私も“平社員”です。“正直をゆるめる!”担当です」

──“正直をゆるめる!”というのは?

らき「私が嘘をつかないから、この担当になりました!」

──逆に、少しは嘘をつく方にゆるめていってもいいかもしれませんね(笑)。

ねるん「私にも担当があって、“自由をゆるめる!”担当です。私はかなり自由に生きている方だと思うんです。でも、“自由に決めていいよ”と言われても何かを考える必要があったり、自由って実はあまり自由ではないところがあって…意外と忘れがちでもある自由を忘れないように。その心です」

──改めて自由について考えることを促すような担当なんですね。

ねるん「そうですね」

らき
ねるん

──それぞれご自身の役職や担当として、既にやるべきことをやっているのでしょうか?

めあり「自分のダンスパフォーマンスのクオリティを上げることはもちろんですけど、全体の映像を見て気になるところ、もっと良くなる点を挙げていたりします」

なに「この前、ねるん社長のカラコンを買いに行きました。社長は、カラコンを買うのをすぐ怠るんです。私はそれが心配で、自ら買いに行くことを提案させていただきました。社長のカラコンはかなり度数が強めなので、買えるお店が限られていて。だから、“在庫ありますか?”ってお店に確認して、“これでいいですか?”って社長にも確認して。“財務担当専務”にはまったく関係ないですけど(笑)」

へそ「秘書みたいだよね(笑)」

なに「“財務担当専務”兼“秘書”です(笑)。社長が本当に大変そうなので、何かしら手伝いたくて」

──ねるんさんが社長兼プロデューサーに就任したことで、ゆるめるモ!にはどんな変化が起こっていますか?

なに「以前はお休みがいつなのかがギリギリまで見えなかったんです。でも、今は月の初めにその月のお休みを確定させてくれるようになりました。プライベートの予定が立てやすくなって、仕事も充実して、本当に働きやすくなりました!」

ねるん「お休みがいつになるかがわからないのは、“なーなー”で定着した“アイドルあるある”ですけど、そんなおかしな慣例を撤廃しました。プライベートが充実した方が、アイドルとしても輝けるはずですし、せっかく新会社を設立して社長になったんだから、お休みも企業チックに変えてみました」

なに「すごくいいです!」

まこと「私は、イベント内容がユニークになったと思います。結成15周年に向けて、“メンバーそれぞれのデビュー”をテーマにした『タイムカプセルモ!』というライブ(9月13日に埼玉 西川口Heartsで開催)だったり、今までやってこなかった企画が実現しているのが素晴らしいです」

ねるん「ただライブをするだけではなくて、1つひとつの内容を充実させて、それぞれ違うものを見せたくて企画しました」

らき「困りごとや不安ごとが少なくなりましたし、治安が良くなりました」

なに「新会社設立前の治安が悪かったわけではないですけど(笑)。でも、共有すべき情報はすぐに共有されるようになって、活動しやすいです。いきなり言われて、“え? 何それ?”って困ることがなくなりました」

めあり「自分たちでいろいろ考えていく体制になったことで、今までよりもさらにファンの方に寄り添えるようになったと思います。ファンの方の意見を聞いて、それも取り入れながら生まれていくアイデアもあるので。それもあって、今まで以上に“みんなで一緒にやっていくぞ!”という気持ちになってきていて、笑顔も増えたような気がします」

へそ「みんなが言うようにすごくいい方向に進んでいると思いますし、ファンの方も明るくなったと思います。新体制になったことについて感謝されることも多いです」

──みんなの話を聞いて、社長としては?

ねるん「全部が順調なわけではないですけど、メンバーが楽しそうなので嬉しいです」

──今後に向けて、皆さんからねるん社長に何か要望はありますか?

なに「もう少し休め! そして、私たちに仕事を振れ! 私は、“あなたの目になります!”と最初から言っているので!」

へそ「自分自身にマッサージをさせてほしいです。それで癒されて、体を休めてほしいので!」

めあり「“四次元ポケット担当”として、社長に必要なものは何でも貸せるように常備しておきたいです。今日もリップを貸してあげたんですけど」

まこと「社長は物投げが好きで、私はかなりしっかり投げることができるので、仕事の合間にキャッチボールをしてあげたいです!」

らき「私はノーズシャドウを入れてあげられます。すでに年間契約をしている会員さんなので、今日も入れてあげました」

──要望よりも、してあげたいことが多いですね。そう考えると、みんなに助けてもらって支えてもらいながら進んでいく社長というか…。

ねるん「おばあちゃんみたいです(笑)。でも、今後はみんなにもっと働いてもらいます! 新会社設立から10月3日のワンマンライブまでは、時間も余裕もなくて逆に“全部、自分でやる!”ってなっていましたけど」

なに「やった! 社畜になるぞ!」

──新体制になった今、これからのゆるめるモ!についてはどんなことを考えていますか?

なに「今は自分たちでもこれまで以上に満足しながら進めていますし、外から見ても楽しそうに活動していると思います。今の状況の方が応援しやすいと思いますし、今よりもっと大きくなっても応援しやすい存在だと感じてもらえるように。社長を支えながら、みんなの財布をゆるめていきたいと思います!」

へそ「世の中にはいろいろなアイドルさんがいますけど、私はゆるめるモ!の“ゆるい自由さ”が大好きなので、それがもっともっと見つかっていくようにしたいです。そのためにも個人の力をもっとつけて、世の中への影響力を高めたいです」

めあり「独立して環境も変わって、今、みんなが明るい気持ちで活動できていることは当たり前ではないということに感謝して、より唯一無二の素晴らしいゆるめるモ!を世界に広げられるように、私も精一杯の力を尽くして頑張りたいです! ゆるめるモ!には本当に自信がありますし、どこまでも行けると思っているので!」

まこと「今、最高の環境になれたと思うので、大型フェスに出演したり、もっとビッグに育っていきたいです!」

らき「会社が新しくなって、周りの期待に応えてみんなに希望を与えたいです。私は2024年5月の加入ですけど、ゆるめるモ!に加入したからには絶対に大きくしたいです!」

ねるん「メンバーには個々を自由に伸ばしてほしいというのが第一にあります。その上で、“ゆるめるモ!として活動していて良かったな”と思えるような環境を作って、ファンの方にはピュアな気持ちでゆるめるモ!を好きでいてほしいので、頑張ります! タラタラしている暇はないので、あの手この手を使ってここから最短でゆるめるモ!を大きくしたいです。時間にはがめつくしていきたいと思います」

なに「泣いちゃう! 社長、一生ついていきます!」

(おわり)

取材・文/大久保和則
写真/野﨑慧嗣

RELEASE INFORMATION

ゆるめるモ!「インデペンデンスデイ」

2026年10月4日(日)配信

ゆるめるモ!「インデペンデンスデイ」

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