──8月24日にデビュー作となるデジタルシングル「XAOSX」をリリースしたXAOSXは、俳優、アーティスト、ダンサーとしてそれぞれのフィールドで戦ってきたメンバーが集まったアーティスト集団ですが、どれくらい前から構想を練っていたのでしょうか?
福澤侑「僕が“この人だ”と思った人たちと一緒に音楽活動や、エンタメを作っていきたいと4、5年前くらい前から思っていて。それを実現できたのが、このXAOSXです」
皇希「声をかけていただいたときは、すごく嬉しかったです。僕はありがたいことに、振付師、ダンサーとして活動させていただいているのですが、どこか自分の中で安定してしまっていて、刺激を求めていました。そこでこのXAOSXのコンセプトを聞いたときに、即決で“YES”と答えさせてもらいました。この活動を通して、まだ自分が表に出してはいない想いを吐き出す場所を頂けたことはすごく嬉しいですし、自分自身を表現する場所としてもすごくいいと思いました」
YUKI「僕も同じです。侑から直接電話をもらって、その熱量の高さを感じて。いわゆる“新しいグループを作って、アーティスト活動をみんなでやろう”というようなノリではなく、“覚悟を持ってやろう”ということが伝わってきたのですぐにOKしましたし、すごくワクワクしました」
──YUKIさんはMADKIDとしても活動されていますが、それとは違った角度で表現されていくということですよね?
YUKI「はい。MADKIDの活動とは別に、個人として楽曲提供などをさせていただいてるんですが、そういったところで表現していた部分を、これまでのチームとはまた違った場所で、XAOSXで表現でき始めているので、すごく楽しいです」
──実際にXAOSXとして活動し始めてから新しく自分の中で解放できたのはどんなことですか?
福澤「それはこれからだと思っています。ライブなどで表に出ていくうちに、お客さんといい意味でのキャッチボールをして、何を求められているのかを感じると思うので、それも提供したいと思いますし、それ以上のものをやっていくのがXAOSXです」
皇希「既にライブの制作段階に入っていて、僕は振り付けを考えることが多くて…XAOSXの振り付けっていい意味で時間がかかるんです。でもそれって、それだけ自分の中に熱があるもので、いいクリエイティブをしたいと思っているからだと気づかされたんです。なので、僕も今は手探り中です。11月9日のKT Zepp Yokohamaでの『888 -THE REAL CLAP-』が初お披露目になるんですが、そこでお客さんに見てもらったときに、どんなキャッチボールが生まれるのか、すごく楽しみです」
YUKI「僕もXAOSXに加入してからは、すごく刺激的な日々を送っています。僕は侑と楽曲を作ることが多くて、今まで積み重ねてきたものを吐き出せるいいタイミングだったと思っていて。コライトをする過程で色んな人のアドバイスや意見を聞きながら楽曲を作ることはすごく刺激的で楽しかったです。あと、みんながすごくハイレベルなので、“もっと頑張らなくちゃ”と思っています。皇希の振り付けも、いつもとは違う角度のものですし、僕は振り覚えがあまり早くないので本当に大変で…。侑なんて一発で覚えてしまうんですよ!」
福澤「やめて! 僕もちゃんと時間がかかっているから(笑)」
皇希「Daikiと僕は振り付けを作る側ですが、メンバーには当たり前に得意不得意があって。音楽制作は、YUKIくんや侑が回してくれているので、本当に尊敬しています」
──お話を聞いていると、すごく青春を感じて羨ましいです!
一同「あはは!」
皇希「楽しいだけではなく、いい意味で苦しさもありますけど(笑)」
YUKI「でも、それも含めてすごく楽しいです」
──このインタビューに同席していないメンバーについてもどんな人なのかを教えてください。まずはspiさん。
福澤「spiは、言語化能力がとてつもなく深い人で、僕がやりたいこと、伝えたいことをちゃんと言葉にしてくれます。このメンバーで話している時は、内輪なので伝わるけれど、その他の人を巻き込まないといけない時に、spiの言葉がひとつひとつ響いて、伝染するからこそ、このプロジェクトが成り立っているんだと改めて感じています。さらにまとめてくれるので、いてもらわないと困る存在です」
皇希「Daikiと僕と侑は、学生の頃からの付き合いなんです。ずっと振り付けのチームを組ませてもらっていたんですよ。そこでもはDaikiはチームの要でした。XAOSXでも振り付けの大部分をDaikiが担うことになりますけど、とても頼りがいがあります。でも、いつもはササっと作る振り付けなのに、珍しく相談して来たりしていて、同じような熱量で挑んでくれています。普段はクールですが、こだわりや芯がしっかりしていて。それに、付き合いが長過ぎて、もう家族のような感覚に近いです。なので、今回、ちゃんと絡むのが初になるYUKIにDaikiの印象を聞きたい!」
YUKI「最初はミステリアスな人だと思っていました。ダンスが上手いことは知っていて、インスタもフォローしていたんですが、いざ接してみると、すべてにマジメに向き合う方だとわかりました。改めてクリエイティブなことが好きなんだと伝わってきました」
福澤「(青海)伶に関しては、最年少でベビーフェイスです!」
皇希「伶だけちょっと短すぎない!?」
福澤「あはは。歌唱の面ではすごく頼りになりますし、音楽制作においてもすごく刺激をもらえています。その中でも自分がやるべきことを全力でやってくれますし、まだまだ可能性があるので僕もその成長を見届けていきたいです」
──では、阿部顕嵐さんはいかがでしょうか。
福澤「顕嵐に関しては、存在感が素晴らしいです。ステージに立ったらピカイチです。だからこそ、ステージに立ち、パフォーマンスをして、表現者としていろんな人たちに発信していく立場が一番向いていると思います。そんな顕嵐とXAOSXとして一緒に制作活動をしながら、いいものを作りあいたいのが誘ったきっかけでしたし、XAOSXのテーマが“バグれ”なので、そこには絶対的に欠かせないメンバーだと思っています」
──続いて高野洸さんですね。
皇希「僕は洸と初めて会ったのが10年くらい前なんです。それなのに、一緒に活動することになってから、“こんな一面があったんだ!?”という発見がすごく多くて。それに、顕嵐と洸と僕が同じ年なので2人から得られる刺激がすごく多いです。2人が持つスター性やパフォーマンスは本当に勉強になるのですごく楽しいです」
──そんな才能溢れる皆さんが集まったXAOSXの待望の1st デジタル アルバム『888』が完成しましたが、どんな作品になったと思いますか?
福澤「XAOSXにとって初めてのアルバムだからこそ、僕たちの可能性を知ってもらいたくて、いろんなジャンルの楽曲を収録しています。YUKIや伶を筆頭に、歌詞もサウンドも自分たちで考えて、いろんな要素を入れつつ、僕たちにしか表現できないアルバムになったと思います。きっと、このアルバムを聴いてもらえたら、僕たちが何をやろうとして、どんな未来を想像しているかが分かってもらえるはずです」
皇希「一発目のアルバムだからこそ、XAOSXの伝えたいことを分かりやすくシンプルに、僕たちのテーマをしっかりと伝えるものを作っていきました。だからこそ、みなさんにどう思ってもらえるのか、どの曲が好きなのか、早く知りたいです」
YUKI「楽曲を制作するにあたって、名前のある男性がグループを組んだり、一緒に音楽活動をやるとなると、安定感があると思うんです。でも、それぞれが培ってきた感性やキャリアを上手く表現したいと思って、みんなにラップや歌詞を書いてもらいました。あと、どんどんいろんな要素をぶち込んで、なおかつ好き勝手にやることは簡単ですけど、そこから引き算をすることはものすごく意識しました」
──まさにメンバー全員が作詞作曲にクレジットされている「BUG」では、その想いがしっかりと紡がれているんですね。
──そして、XAOSXのお披露目ライブ、『888 -THE REAL CLAP-』も控えています。
皇希「このメンバーが集まってしまっているので、みんなが本当に忙しくてなかなか会えなくて。なので仕事終わりの夜遅い時間にリモートで打ち合わせをして、ああだこうだ喋って…を繰り返しています。今、構想を形にしていく作業をしている最中なので、すごくワクワクしています」
福澤「ライブでは自分たちが何なのか?というのをしっかりと提示しつつ、来られなかった人たちにもちゃんと僕たちのことをわかってもらえるようなライブにしたいです。あとは、“カッコいい”と思うことを信じてやるだけです」
──楽しみにしていますね。ところで、皆さんがオフでいる時は、どんな雰囲気ですか?
福澤「各々が言いたいことを言っています(笑)。でも、そこでみんなが“いいじゃん”と言うものは率先してやりますし、誰か1人でも間違った発言をするとものすごい微妙な空気になります(笑)」
──ちゃんとバグが起きるんですね(笑)。
福澤「はい(笑)。なので、8人がちゃんと納得した方向に向かないと、いいものはできないと実感しています」
皇希「でも、それをちゃんと言い合える関係ってすごく貴重だと思います。面と向かってぶつかることが出来なかったら、いいクリエイティブなんて絶対できないですから。それは全員がわがままを言えばいいというわけではなくて、飲み込む言葉はたくさんあるだろうけど、ぶつけるものはぶつけて、探っていかないと。そう思っています」
──では最後に、encore読者の皆さんにメッセージをお願いします。
福澤「XAOSXは自分たちがやりたいこと、言いたいことを歌っている楽曲もあれば、しっかりとメッセージが込められているからこそ、聴いていただける皆さんの背中を押せるような楽曲もあります。きっと共感してもらえると思うので、少しでも、皆さんの人生の一部になってもらえたら嬉しいです」
(おわり)
取材・文/吉田可奈
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION

XAOSX 1st LIVE 『888 -THE REAL CLAP-』
2026年11月9日(月) 神奈川県 KT Zepp Yokohama
① OPEN 14:30 / START 15:30
② OPEN 18:00 / START 19:00

