「アルマーニ」がグリーンなコンセプトを重視した「アルマーニ アウトレット」の国内最大店を関西に初出店

「グリーン コンセプト」は「アルマーニ」が企業SDGs活動の1つとして始動したプロジェクトで、アウトレット店舗を対象に2019年より世界各国で実施している。同コンセプトで、2023年年末までに全世界で36店舗に拡大する予定だ。

店舗内で使用する壁面や床面、什器などに可能な限りリサイクル材や再生可能材を使用する同プロジェクトは、持続可能性と環境的配慮においての社会的責任の両立を目指すことを目的としている。店舗リニューアルの際に世界の「アルマーニ アウトレット」で新コンセプトの導入を予定している。（一部期間限定店舗に関しては対象外）

なお、今回オープンした店舗は、同コンセプトの店舗としては日本では3店舗目。関西地区に出店するのは初めてで、面積は136坪と「アルマーニ」のアウトレットの中でも国内最大だ。

店内では、壁面パネルとパネルに取り付けた棚板には廃棄された家具や、木材チップなどを再利用した100％リサイクルウッドを、パネル表面に施した壁紙はFSC（Forest Stewardship Council）認証を獲得した素材を使用。数々の生産過程で大量に排出されると言われる廃棄木材をブティックの内装にリサイクル使用することで、素材のアップサイクルを実現した。

また、アクセサリーや小物をディスプレイする什器の側面に使用したのは回収紙を粉砕し固めたためもので耐水性も備えている。接着する際にも天然の接着剤を使用するなど環境への配慮も。フィッティングルームのカーテン生地は再生ポリエステル100％の素材を、カーペットには、廃棄された漁網から作られたエコニール素地を使用した。

「アルマーニ グループ」におけるアウトレットは、商品の持続可能性と新しい価値を見いだし、循環性をさらに高めるための販路。その店舗に寛容循環型の資材を取り入れることによって更なる環境保全の取り組みを、販売活動を通じて推進していくという。