サイコロを振らないの2nd Full Album『心海』が本日リリース。この2nd Full Album『心海』を携えて、バンド結成の地であり、コロナ禍でツアーキャンセルとなり開催中止となった福岡BEAT STATIONでのリベンジライブを開催した。

メジャーデビュー目前となる2020327日に『サイコロを振らない Live Tour 2020 “理-kotowari-“』で、このBEAT STATIONに立つ予定だったサイコロを振らない。彼らの念願コロナの猛威によって断念することとなった。その後、メジャーデビューを果たし、数多くの楽曲もリリースし、全国ツアーもおこない、時が流れて2023926日にバンドとして確実に成長しているが、このステージを自らの両足で踏まなければ、初のホールツアーへと進めないという意気込みをもって福岡BEAT STATIONのステージに立った。

新たに制作されたオープニング楽曲が鳴り響き、観客の拍手喝采に包まれながらメンバー11人が順次登場し、ベース桐木、ギター吉田、ドラム黒川に続き、ボーカル柳田が走りながら登場し「修羅の巷」を披露しじめると、一気に会場のボルテージMAXに。立て続けに「揺らめいて候」「六畳の電波塔」とアップテンポの人気楽曲をパフォーマンスし、場内をヒートアップさせ、冒頭から会場をサイの世界観に包み込んだ。

3曲を披露した直後のMCで吉田「調子どうですか?福岡!!柳田が喋ると思ったでしょ?今日俺めちゃくちゃ喋るから!」と話し出し、「2020年に”理”というアルバムを出した時も、ここに来る予定だったけれど来ることができなかったです。その鬱憤をバチクソらしにきました!宜しくお願いしまーす!」と語った。そして、2020年にリリースした「解放宣言」「導火線」と、2019年にリリースした「アノニマス」を披露し、その当時を思い出すかのようにパフォーマンス。デビュー前からサイを応援するファンも楽曲を噛み締めるように酔いしれていた。

続いて、2020年リリースの「パーフェクト・ルーキーズ」を披露し、アップテンポの楽曲で場内を再びヒートアップさせ、サイならでのオリジナルの曲間パフォーマンスをした後、「巡る巡る」で盛り上げ、「夜永唄」「あなただけ」としっとりとした楽曲も披露し、終盤に向けての世界観を作り上げていき、観客を寄りディープなサイワールドに引き込んでいく。

そして、MCで柳田「あたたかく見守っててくれていつも本当にありがとうございます!サイのファン層、メンズがめっちゃ増えました!老若男女、本当にたくさんの方がサイを応援してくれている感じにちょっとずつ変わっていて、それをとても感じています。ありがとう。」そして、BEAT STATIONというライブウスで今日の公演がある意味について「”理”っていうアルバムを出した時のツアー、コロナ禍でライブができなかったんです。その時の悔しさを払拭したいなという思いで、ここに立ちました。

僕ら、現代社会不条理だと思ってるんですよ。あの日からずっと、これを伝えたかったんだなということを、改めて思いました。”理”のアルバムの中から披露します。受け取ってくれるか!”ジュブナイルに捧ぐ”」と語り、2020年当時を思い出すかのようにキャンセルとなった「理 – kotowari -」ツアーの表題曲的楽曲「ジュブナイルに捧ぐ」をパフォーマンス。その後経過している年数を一気に飛び越えるかのように2nd Full Album『心海』のリードトラックとなる、Nintendo Switch完全新作アクションRPGFREDERICA(フレデリカ)」主題歌「Division」をパフォーマンス。本編最後に「キラキラ」を披露し、会場に来ているファンに向けて、Vocal柳田が熱唱し、一体感を作り上げ本編を締めくくった。

アンコールで、まだまだ本編の余韻を残した勢いで福岡での結成タイミングに制作された楽曲などを披露し、「本日フラゲ日、明日リリースの”心海”というアルバムをひっさげて、”心海パラドックス”という、ホールツアーを回ります!今日とにかくHappyなライブでした!ホールツアーで、思う存分僕たちの音楽を浴びてください!」最後の最後に2nd Full Album『心海』に収録されている最新楽曲「Popcorn 'n' Magic!」を披露すると、バンド結成した頃、インディーズ時代から応援してくれているファンや2020年以降新たにサイを知ったファンと共に、今のサイをみんなで盛り上げて、多幸感満ち溢れる会場内の雰囲気を作り上げ、ライブを締めくくった。

バンド結成し、インディーズ時代から全国の各所でライブパフォーマンスをおこない、コロナ禍でメジャーデビューを果たしたが、コロナ禍の規制により、従来のようなライブをおこなうことができなかったが、時を経て20239月、結成地の福岡で様々な思いを込めてライブパフォーマンスをしたサイコロを振らない。

一度踏み違えてしまったステージに立てたこの貴重な経験を活かし、1028日から開催される全国ホールツアーでも、さらに進化した4人の姿が見られるに違いない。

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