20237から9にかけて、w-inds.314にリリースした通算15枚目オリジナルアルバム『Beyond』を引っ提げ、千葉・市原市市民会館大ホールを皮切りに、大阪・NHK大阪ホール、東京・J:COMホール八王子、愛知・Niterra本特殊陶業市民会館ビレッジホール、東京・NHKホールと、全国5会場を回るツアー『w-inds. LIVE TOUR 2023 "Beyond"』を開催した。しかし、彼らは間髪入れずに追加公演として、神奈川神奈川県民ホール大ホールだけではなく、なんと、台湾・TAIPEI INTERNATIONAL CONVENTION CENTERと香港・Star Hall, KITECを発表しただ。

(※1029神奈川県民ホール大ホールにて、更に追加公演を発表。詳細は後に記載)

アルバム『Beyondリリースであった314といえば、22年前に「Forever Memories」でw-inds.デビューしたである。

デビューに合わせてリリースされた特別なアルバムということで期待値も高かったであろうことと、コロナ感染症蔓延によりデビュー20周年記念タイミングでアーオンラインライヴになってしまっていたことと、コロナ明け初めてとなる声出しOKライヴツアーとあって、待ち焦れたファン達はいつも以上に今回ツアーを楽しみにしていたこと伺えた。

アルバムと今回ツアータイトルになっているワード"Beyond"は、向こうに”“~を超えてという意味を持つ単語だ。

慶太と涼平は、今作『Beyond前に新体制初アルバム『20XX “We are”』をリリースしている2人はこアルバム制作意図として、敢えてジャンルレスな楽曲を集める形で構成し、2人でやりたいことに純粋に向き合っただと語っていた。メンバー脱退により、メンバー編成3人から2人になるという変化はグループにとってとても大きな変化であった2純粋今、2人でやりたいことにまっすぐに向き合ったことで、『20XX “We are”は新体制方向性をしっかりと示すところとなっただった。コロナ影響もあり20211229w-inds. Online Show20XX”We are”』として配信で届けられたライヴでは、慶太セルフプロデュースした楽曲セットリストで、踊らずに歌みで構成された新たな試みにもチャレンジしただ。

そんな『20XX “We are”経験あったからこそ生まれたアルバム『Beyond』と言っても過言ではないと感じたは、『Beyondアルバムインタビューをしたときだった。

慶太は『Beyond』をこれまでアルバムは、ちょっとどこかに承認欲求あったというか、新しいw-inds.をやって、みんなに認めてもらいたいという気持ち大きかったところもあったんだけど、アルバムを認めてもらいたいという感覚ではなくて、ただただファンみなさんに喜んでもらいたいという気持ちで作っ1枚だったと言った。そして涼平は、そんな慶太言葉を受け、ちゃんと原点を認めてあげられる今だからこそアルバムにしたかった。原点を持って、更に先を目指す、超えていく、これを持って前に進む、という意味も、本当に今とこれからw-inds.にピッタリじゃないかなって思ったんですと続けた。

作詞作曲・プロデュースを担って来た慶太は、ジャンルレスに様々な音楽を追求して取り入れ、常に時代先端を走る努力を惜しまないスタイルで楽曲制作に当たって来ていたし、涼平はそんな慶太1番理解者であった。そんな中2人は、新体制という形に純粋に向き合って『20XX “We are”』を作り上げ、そこでより見えて来た自分達やりたいことに素直に向き合い、そこを経て、時空を超えて今w-inds.を噛み締めたくなった衝動を、2枚目アルバム『Beyondに詰め込むことにしたである。そんな『Beyond』には、デビュー当時からw-inds.楽曲を手掛けてきた、葉山拓亮、松本良喜、今井了介といった作家陣に楽曲提供を依頼した楽曲収録されてい、それこそBeyond大きな特徴であり、それこそ今とこれからw-inds.となるもだと確信させられることとなっただ。

20231029神奈川県民ホール大ホール。

追加公演公演目。もう既に数回こライヴを観に来ているであろうリピーターも多くいた様だった、明らかにコロナ前と変化を感じたは、自らもダンスをやっているであろうという見た目男性客増えていたことだった。コロナ前まではチケットを購入してライヴ会場に足を運ばなければライヴに参戦出来なかったコロナで配信ライヴで参戦出来る機会増えたことから、これまでw-inds.を気になってはいたなかなかライヴに行けなかったという男性客改めて配信ライヴを観たことで、想像以上パフォーマンスと、ダンスと歌唱スキルにすっかり魅せられ、w-inds.虜になり、ライヴ会場へリアル参戦数一気に加速したではないかと考えられた。

彼らデビュー当時はまだYouTubeもそこまでポピュラーでなかった時代だったことや、テレビなど露出に頼らず、ライヴを中心としてそ実力で着実にファンを掴み取って来たw-inds.故に、なかなか生で彼らパフォーマンスに触れる機会は少なかったことから、きっと世間は、透き通る様なハートーンボーカル印象的だった「Forever Memories」を歌いなら踊る初々しい22年前w-inds.姿として記憶に深く印象付けられていたに違いない。

時は流れて昨今、世中は空前ダンス&ボーカルブームである。現在活躍する溢れかえる無数ボーイズグループ中にも、w-inds.に憧れてこ世界を目指したティーン達も多かったことだろう。

憧れというもは永遠だ。人は最初に憧れた対象を変えることはない。現に今、自らボーイズグループとしてデビューしているメンバー中にもw-inds.に憧れてこ世界に入ったというはよく聞く話である。

シーンを引っ張っていく存在となった今、慶太と涼平自分達原点を持って、更に先を目指す、超えていく、これを持って前に進む、というところに立ち返ろうと思ったも、これまでいろんな経験あったからこそ導かれた必然だったもしれないと感じた。

、ステージ中央にはアルバムタイトルであるBEYOND文字をロゴ化したシンボル凛とした佇まいで光を放っていた。

客席にはBEYOND文字を形取ったペンライト青く光り、ライヴ前から圧巻景色客席を埋め尽くしていた。

始まりは「FIND ME」。

今井了介から提供曲である。

デビュー当時からw-inds.ダンスナンバーを担って来た今楽曲は、まさしくw-inds.”に似合うスタイリッシュな4打ちダンスナンバーだ。激しく魅せるダンスナンバーではないスピード感はありならも、アンニュイさを含んだ、歌もしっかりと聴かせていく成長を感じさせるこ曲を、2人は左右それぞれに設けられた少し高くなったステージ上で、派手すぎない演出中、力入り過ぎない絶妙なパフォーマンスでw-inds.今井了介ナンバーを届けて魅せただった。

客席ペンライトもw-inds.ダンスナンバーに見合うノリを生み出していたも、とても印象的だった。青い光を揺らすファン達も、w-inds.成長と共に、自ら音楽偏差値成長していっているであろう。素晴らしい関係性である。

イントロで高い声色歓声響き渡った2曲目は「Let's get it on」。2011年にリリースされたシングル曲なまだこ時代はそこまで多くボーイズグループも名を馳せておらず、K POPブーム加速し始めた時期であったw-inds.はいち早く海外思考ビートを自ら個性に取り込み、慶太唯一無二な歌唱力と涼平担当する歌唱もとても印象的だった、洋楽要素強いダンスナンバーであった。アイドル路線ボーイズグループいくつか存在する中で、歌唱力とダンス力を誇れるグループとしては逸材だったと言っても過言ではないだろう。

2009年にリリースされた「Rain Is Fallin'」では、Featuring G-DRAGON(BIGBANG)として、当時韓国で絶大な人気を誇っていたBIGBANGG-DRAGONコラボをいち早く取り入れるなど、w-inds.は常に時代先を走っていたとも言えるだろう。

Let's get it on」は、4ダンサーと共に現在w-inds.で最高フォーマンスを届けてくれた。

続けて届けられた「K.O.」では、慶太ソロパートから涼平ブレイクダンスに繋れた見せ場や、アルバム先行配信シングルとしてFeaturing CrazyBoyでリリースされた「Bang! Bang!」を届け、新旧w-inds.を今w-inds.で魅せてくれただった。ELLYはそw-inds.振り付けもやってくれたことあるという接点もあることから、ここでもしっかりと"Beyond"なコンセプトは活かされていである。

ここで2人は最初MCを挟んだなんとこ会場でライヴをする2019年ぶりなだという。そんな話から会場にまつわる思い出話に花を咲かせた2人。お互い成長を語り合いなら、メンバー2人なに、いまだにリーダーっては違和感あるんじゃないかな? 涼平くんじゃなくて、リーダーって呼ばれるにも違和感あってさ(笑)という涼平一言から、今後それぞれ活動場においてはそまま慶太涼平表記で行い、w-inds.として活動際は涼平(リーダー)”“慶太(副リーダー)という表記で統一しようという決め事を、公然場で作ったであった。

昔はタラタラと取り止めないトークだったことから、ライヴ後にいつもスタッフからダメ出しをされていた彼らを振り返ると、実に旨い流れでクスッと笑える自然なトーク出来る様になったも成長一つと言えるだろう。

彼らはこ、ライヴ中盤にまとめて『Beyond楽曲達を詰め込んでいた。

慶太による作詞作曲ナンバー「Unforgettableから、アルバム曲間髪入れずに届けられていく流れ造られていたある。

アルバムタイトルを『Beyond』と定め、アルバム楽曲制作に入ったという慶太は、「Unforgettable歌詞を書いているときに自分承認欲求を満たす楽曲制作ではなく、そこを超えた今、ただただファンみなさんに喜んでもらえる曲を作りたいという自分想いに気付かされただという。恋愛ソングとも取れる「Unforgettable歌詞は、ファンに向けて書かれた歌詞なだとか。

慶太曰く、昔からずっと一生ついて行きます!って言ってくれるファン人達言葉を“”なんてそんな軽いもんじゃないから!と、疑ってしまうところあっただという。しかし、22年間活動して来た今も、ずっとそ言葉を言い続け、ずっと応援し続け、本当にみんな一生をかけてw-inds.好きで居てくれて、応援してくれているんだなと思ったら、自然と「Unforgettable歌詞を書いていただと言うだ。

Unforgettable。忘れられない、記憶に残る時間。全てを共に過ごして来たファンへ想いを素直に言葉にした、「Unforgettable」なだ。

慶太ことは知り尽くしている涼平は、歌詞を最初に読んだとき、迷わず慶太からファンみんなに書かれた想いであることを悟っただという。涼平は、こ、「Unforgettableから間髪入れずに届けられた慶太作った「I Swear君に会う為に生まれて来たという前作に繋愛しさにも深く共感しているだと教えてくれたことあった。

I Swearはこれまでに慶太作ってこなかった純粋なラブソングだ。

昔は素直になりきれず、純粋に気持ちを歌詞に落とし込むこと出来なかった時期もあっただろう。しかし、やはりいろんな経験をした今だからこそ、自分にもファンにも純粋に向き合える余裕と優しさ芽生えたに違いない。こ、後に届けられた「Fighting For You」には、ファンへ想いはもちろん、ファン家族へ愛という意味でも歌っているだ。

ファン達は「Unforgettable」と「I Swear」に込められた2人から想いを、真っ直ぐに受け止めていた様子だった。

特に印象的だったは「I Swear」で涼平歌声だ。慶太と共にメインボーカルを取ることになった新体制中で、惜しまぬ努力で短期間に確固たるボーカル力を身に付けた涼平々ならぬ努力を痛切に感じた。他にないボーカル力を誇る、透き通った絶対的な歌唱力を持つ慶太と、心地良く心奥まで届く涼平性格まま声に出ている真っ直ぐに伸びる涼平歌声交互に響き渡った生で聴く「I Swear」は、とても美しい時間となった。

そして、彼らはここで今回ツアーを振り返ったトークを挟み、後半戦へと繋いで行った。

後半戦1曲目として届けられた軽やかなギターフレーズ印象的な葉山拓亮作詞作曲を手掛けた「Over The Years」では、今彼ら歌う葉山節を、2メロディ1番心地良く聴こえる歌唱で声を載せていたもとても印象深かった。当時から葉山節をリスペクトしていた慶太は、誰よりもそメロディ活かし方を知っているだろう。一方、当時はコーラスみで参加していた涼平は、葉山曲をメインボーカルという立場で歌うは初めてこと。慣れ親しんだ葉山節ではある自らメインボーカルとして歌うことになって受け止めたこ曲は、とても新鮮に感じただろう。単なる原点回帰ではない葉山節は、時間地図を広げて~という葉山らしい感性と葉山からw-inds.盛り込まれた歌詞も含め、集まったオーディエンス奥に真っ直ぐに届いたに違いない。

Over The Years」から続けて届けられたは、松本良喜から提供曲「Blessings」だった。

松本良喜といえば、「Long Road」「十六夜」を手掛けた作家である。「Blessings」は、やっぱ流石だわと納得させられる、松本作る流石w-inds.節と言えるナンバーだ。少し懐かしさを感じさせる爽やかなステップ曲。慶太と涼平は左右に分かれてマイクスタンドを用いて、ホーン音色美しく響き渡るフュージョン要素も感じる澄み渡るメロディに唄を載せただった。他ダンス&ボーカルグループとは違う幅広さを持ったw-inds.という特別な色を見せ付けた瞬間でもあったといえる。

真似出来ない実力を見せ付けた楽曲と言えば、「We Don't Need To Talk Anymore」も、J POPシーン中で他に属さない異色存在として絶対位置を築くことになったキッカケと言えるだろう。

2017年にリリースされたこ曲こそ、w-inds.”存在を新たな存在として世中に印象付けたナンバーになったではないだろうか。ファルセットと地声を自由自在に使い分けなら軽やかに歌う慶太と、少し地声よりも低めな声で歌う涼平歌声コンストラストは当時よりもより心地良い肌触りとなっていた。

本編ラストに届けられた「New World成長大きさにも驚いたことも、今回ライヴでは是非とも記しておきたい部分である。こ楽曲は2009年にリリースされた過去曲な今回ライヴでは大幅にリアレンジされたリミックスヴァージョンで届けられただ。

オーディエンス盛大に盛り上る中、2人はワイルドなパフォーマンスでステージを盛り上げていっただった。

そしてこ、鳴り止まないアンコールに応えてステージに戻った2人は「Get Down」からアンコールをスタートさせた。冒頭にも記した様に、慶太は作曲者として常に世界を視野に入れて動いていた為、EDMK-POP影響で本で注目され流行り始め、世間そこにどっぷりと夢中になっていた頃には、既に先を見据えた曲作りをおこなっていた2019年にリリースされた「Get Down」では、世代を上手く取り込む様なアレンジで多く聴き手をw-inds.世界に引き摺り込んだである。こ最も重要なポジションでもあるアンコール1曲目に抜粋されて届けられた更にパワーアップした「Get Down」は、会場を見事に虜にした。

そして、今回ツアー東京公演で初披露された922にリリースされた最新曲「Run」を届けた。Beyond世界観と素晴らしく馴染んでいた、想い全てを詰め込んだというこ楽曲は、余裕を感じさせるステップと共に届けられただった。

そして彼らはアンコールMCで、2024119に千葉・市川市文化会館、26神奈川・相模女子大学グリーンホール、21に埼玉・さいたま市文化センターで再追加公演発表をし、ファンを喜ばせるサプライズ発表を用意していたである。

同じツアーでここまで追加出るは誇らしいことである。また、それと同時にファンからしてみれば、ステージ回数を増すごとに公演成長していくことを共に味わえも嬉しい限りである。

大体ところ、アルバムをリリースするごとにツアーは1回というお決まりとなっている、これもまた、w-inds.提示する新たなライヴツアー形なかもしれないと、彼ら先陣を切っていく生き方を素晴らしく思った。

ツアーで、歌とパフォーマンスで向こうに”“を超えてという意味を持つ"Beyond"を表現した彼らは、ここまで付いて来てくれたファンも、新たにw-inds.というグループ魅力に気付いてくれた人達も、w-inds.に憧れて来た同士達も、誰一人として置き去りにすることなくw-inds.という絶対的な存在を証明しなら、未来へと続くw-inds.を提示したと言っても過言ではない。

w-inds.は常にシーン先を行く。

彼ら積み重ねて来た歴史は、ピンチもチャンスも全て自ら糧とし、彼ら自身自ら切り開いて来た道先にあった未来だっただろう。デビュー20周年から2年目。新たな道をしっかりと切り拓いて前進するw-inds.を心から誇りに想う。

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