吉澤嘉代子がNew EP『若草』をリリース。その発売日記念イベントが、池袋・サンシャインシティ 噴水広場にて開催された。吉澤嘉代子が発売記念イベントを行うのは実に約5年ぶり。会場にはたくさんのファンが駆けつけた。
今作EP『若草』は、“青春”をテーマにした二部作の第一弾。『若草』では光の当たる部分を、来春発売予定のEP『六花』では切なさや儚さが描かれているという。

ステージに登壇すると「サンシャイン池袋は、埼玉県民である私にとっては東京への玄関であり、まさに“青春”の場所でした。そんな場所で今日『若草』という青春をテーマにしたEPのリリースライブができて本当に嬉しいです。」と感激した様子。そんなイベントの一曲目は7月にシングルとして先行リリースされていた「氷菓子」。吉岡里帆が主演を務める映画「アイスクリームフィーバー」の主題歌として書き下ろされた楽曲で、少し緊張しながらも伸び伸びと通るその歌声に、行き交う人々が思わず足を止める。

演奏が終わると「子供の頃に何度も何度もきた場所でいま歌っていて、そんな私を眺めるみなさんの中に高校生の自分がいるみたい。」と込み上げる思いを言葉にした。そして「私の中の青春とはなんだろう、という気持ちを込めた曲です。今日初めてみなさんの前で歌います。」という曲振りと共に披露されたのは、リードトラックにもなっている「青春なんて」。まさに今作のテーマを象徴する存在で「青春というものは、通り過ぎてから気付くもの。」という吉澤の青春についての解釈が込められた、軽快なアコースティックサウンドが心地よい一曲。この日のスペシャルアレンジとして、サポートミュージシャンとして登壇していた梅井美咲によるピアノとのハーモニーが会場に鳴り響いた。

するとここで「みんなギャルになりたいって思ったことはありますか?」とファンに問いかける。続いて「私はギャルになれない側の人間だったんですけど、、、だからこそ、ギャルは私の永遠の憧れです。」と“ギャル”という存在へのリスペクトを語りながら「ギャルになりたい」を披露。サビの「ギャルになりたい」のフレーズを、ファンとのコールアンドレスポンスで楽しんだ。

ラストを飾ったのは「抱きしめたいの」。ライブでは4年以上も前から歌い続けてきたこの楽曲は、吉澤にとってはひときわ特別なもの。「『若草』に収録されている6曲は全部大好きなんですけど、特にえこひいきしてしまうこの曲を聴いてください。」と優しい口調で語ると、力強く、そして丁寧に歌い上げ、イベントは大きな拍手の中で幕を下ろした。

来年1月からは、ライブハウスツアー「吉澤嘉代子 Live House Tour "若草"」が開催。本日披露した楽曲の他にも「セブンティーン」や「夢はアパート」などが加わり、様々な”青春”の解釈が綴じ込められたEP『若草』をたっぷり体感できるライブになること間違いなしだ。少しでも気になった方はぜひ足を運んでみてほしい。

撮影:KeiFuiwara

【セットリスト】
氷菓子
青春なんて
ギャルになりたい
抱きしめたいの

▼吉澤嘉代子 EP『若草』リリース記念イベント
11月15日(水)
池袋・サンシャインシティ 噴水広場


【セルフライナーノーツ】
EP『若草』
若草の頃には「青春」という言葉がしっくりこなかった。ただただ苦しくて手応えがなくて。根拠のない自信と、際限のない焦燥を行ったり来たりしていた。
思い出すと胸の奥が懐かしい痛みでひりひりする。青春はいつも通りすぎてから気づくのだ。

「氷菓子」
冷たくて熱い、甘くて苦い、恋する私たちはいつも矛盾してる。届かなくても、叶わなくても、ひかりを編み続けていたい。

「青春なんて」
何にでもドキドキしたあの頃には戻れないけれど、いつか今日の私たちのこともキラキラしたフィルターをかけて思い出すのだろう。

「セブンティーン」
17歳の私が書いた、大人になった私へのメッセージ。絶対に戻りたくはないけれど、どうしたってまばゆい青春。

「ギャルになりたい」
金髪になってもプリクラを撮っても、ギャルにはなれない人生だった。永遠の憧れをこの歌で弔おう。

「夢はアパート」
老後は友達と同じアパートで暮らせたら、そんなことを夢みて生きている。我らナインティーズでよりよい未来をつくりたい。

「抱きしめたいの」
今日はまだ自分を愛せなくても許せなくても。ひとりぼっちのお守りに。

吉澤嘉代子 New EP『若草』DISC INFO

発売日:2023年11月15日(水)
【初回限定盤(CD+Blu-ray) / 7,700円(税込) / VIZL-2243】
【通常盤(CD) / 2,750円(税込) / VICL-65892】

※掲載ジャケットは通常盤

吉澤嘉代子 Live House Tour "若草"TOUR INFORMATION

■2024年1月10日(水)宮城公演
会場:仙台darwin
時間:開場 18:30/開演 19:00
■2024年1月12日(金)北海道公演
会場:Sound Lab mole
時間:開場 18:30/開演 19:00
■2024年1月15日(月)東京公演
会場:Zepp Shinjuku (TOKYO)
時間:開場 18:00/開演 19:00
■2024年1月18日(木)東京公演
会場:Spotify O-EAST
時間:開場 18:00/開演 19:00
■2024年1月19日(金)愛知公演
会場:名古屋 CLUB QUATTRO
時間:開場 18:00/開演 19:00
■2024年1月24日(水)大阪公演
会場:梅田 CLUB QUATTRO
時間:開場 18:00/開演 19:00
■2024年1月25日(木)福岡公演
会場:福岡 BEAT STATION
時間:開場 18:30/開演 19:00
<料金>スタンディング 6,600円(税込)、ドリンク代別途
<一般発売>2023年12年2日 (土) 10:00

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