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木村カエラ『¿WHO?』もローンチ! by SMART USEN



キャリア発となるミニアルバムを完成させた木村カエラ。JRA「HOT HOLIDAYS」のCMソングとして書き下ろし、昨年5月にリリースした23枚目のシングル「HOLIDAYS」や、映画『メアリと魔法の花』のスタジオポノック製作による短編アニメーション映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』のEDテーマ「ちいさな英雄」、自身がパーソナリティを務めるTOKYO FM「木村カエラ cosmic☆radio」とも連動した「JAL ホノルルマラソン2018」のテーマソング「Run to the Rainbow」などを収録した1年半ぶりのフィジカルCDに、彼女は『¿WHO?』というタイトルをつけた。

2000年代を代表するポップアイコンとして、バンドシーンやファッション/アートシーンに刺激を与える一方で、紅白歌合戦出場も果たし、数多くのCMにも出演するなど、お茶の間にも浸透している。全国のどこにも、“だれ?”と首をかしげる人はきっといない。誰もが知っている木村カエラである。コンポーザー陣も、渡邊忍(ASPARAGUS)、A×S×E(Nastumen)、アイゴンと、長くタッグを組んできた気心の知れたメンバーである。

「それぞれタイアップが決まっていて。テーマに沿って作ったり、リクエストがあって作った曲が集まってるから、その色によってさまざまな個性が出ていて。めちゃめちゃ子供向けに作った曲もあれば、今の私から若い女の子たちに向けてメッセージを込めた曲もある。曲の振り幅も広いし、すごい前に作った曲もあって。声のトーンも違うし、書いてる内容も違う。だから、まとめて聴いた時に自分で“これ、だれ?”って思って(笑)。ちょうどこのミニアルバムのリード曲「COLOR」を書いてる時に、個性というものを考えてて。“ひとり”の人がいろんな人になれる、自分という個性が明確であれば、何にだってなれるんだっていう面白さもあるなと思って、タイトルを『¿WHO?』にしました」

リード曲「COLOR」は、ローティーン向けのファッション雑誌の編集部を舞台にしたTVドラマ「プリティが多すぎる」主題歌として書き下ろしたダンス・ロック・チューン。歌詞はドラマの台本を全部読んでから描いたそうだが、「タイアップとはいえ、自分が通ってきた道だから、楽しく生き生きと書けた」という。

「女の子はきっと、頭の中に描いた理想の自分にいかに近づけるかっていうことばかり考えてるんですよね。お化粧をして、おしゃれをすることで、自分に自信がついて笑えることができたりする。それに、かわいいって言われたり、愛されることを望んでいるんだけど、みんなとは違う“ひとり”になりたいって思ってたりする。それは私も同じで、女の子はみんないっしょなんじゃないかなと思って。その誰とも似てない“ひとり”になるためには最初はもがくんですよね。自分の個性がわからなくてふわふわするんだけど、まずは、いろんなメイクアップを試して、いろんな洋服を着てみて、好き嫌いをはっきりさせていくことで、個性が見つかっていくというか。自分が何が好きで何が嫌いかを見極めると個性が出来上がってくるし、その日々の積み重ねでどんどん個性が強くなっていくと思う。今、自分の内に秘めた個性が出せなくてもやもやしてる子がいたら、バン!と出せたらいいなと思ってて。ファッションやメイクは本当に自由なんだよ、好きにやっていいんだよ、若いうちは特にハジケなさい!っていうメッセージも入ってますね」

小6でカットモデルとしてスカウトされて以降、パンクやロリータ、ゴスやデコラ、古着っ子など、多種多様なスタイルの若者で溢れていた原宿で青春時代を過ごし、常に“個性的”と称されてきた彼女自身は自分の“個性”についてどう考えているんだろうか。

「自分自身が大人になっているからこそ、この感覚は忘れちゃいけないことだなって思ってて。自分の個性を見つけて大人になったら、そのまま変わらずにまっすぐ行くけれども、変わっていく面白さもある。この歌詞を描いた時に、じゃあ、もっと面白くするにはどうするんだっていう風に広げていく作業も必要だなって思って。今、原宿にいる子たちに向けつつも、私が今の自分自身を勇気付けるとしたらどんな言葉を投げかけるだろうっていう気持ちも入ってますね」

もっと面白くするにはどうすればいいのか。本作のジャケットのアートワークでは、まさに、好奇心が旺盛でユーモアとクリエイティビティに溢れた“木村カエラ”の本領が発揮されてる。

「撮影したのは5月だったんですけど、勝手なイメージで“てるてる坊主になりたい!”って言って。レースのドレスを着たてるてる坊主にしてもらったんだけど、めっちゃ動いてたらドレスがひっくり返っちゃって。その瞬間がジャケットになりました(笑)。写真は2枚くらいしかなかったんだけど、それがかわいいっていうことで、これになって。だから、メイクさんとスタイリストさんには謝りました。ごめんねって(笑)」

さらに、初回限定版には1,499枚の手書きジャケットを忍ばせる予定だという。これは、2019年6月に迎えるメジャーデビュー15周年に向けたプレ企画のひとつとなっている。

「15周年から20周年に向けて、できることを全部やってみようかなと思ってて。がむしゃらな感じというか、今は全部、必死にやっていきたい。カッコつけずに、がんばりたい。それが結果につながれば楽しいなと思うんです。だから、1,499枚、感謝の気持ちを込めて書きます。そういうことをひとつひとつ、がんばったな自分って思えるようなことができたら、これから楽しくなるかなって思ってますね。だから、とりあえずこれからの5年間は、かっこ悪くて、暑苦しくて、楽しいことをやろうぜっていうような人間になりたい。そこにみんながついてきてくれたらいいなと思うし、何より今は、ライブがやりたくてうずうずしてますね」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ





■木村カエラ『¿WHO?』セルフライナーノーツ

M1. COLOR 「ドラマの台本を読みつつ歌詞を書いたんだけど、ちょうどその頃、ジェンダーレスモデルをやってる中山咲月ちゃんのドキュメンタリーを観て。自分の個性を出して、みんなの前に立ってる姿勢に感動して、すっごい楽しくなって来きて。その子からもヒントをもらいつつ、自分が原宿に行ってた頃のイメージを含め、今の自分に向き合いつつ、“女の子の個性”をテーマに書きました。MVは暗闇の中で個性がカラフルに光るというイメージ。自分の中で確立した個性があれば、迷ったときでも、暗闇の中でも強く立っていられるんだっていうメッセージを込めてますね」

M2. 小さな英雄 「親子で映画館に来て、小さな子に短編集を観てもらいたいっていうスタジオポノックさんの願いがあって。子供がみんなで口ずさめるような曲がいいっていうリクエストから、しのっぴ(渡邊 忍)と私なりに作っていった曲ですね。AメロとBメロは終わりのない戦いと向き合ってる親の視点。愛情があるけどやっぱり大変じゃない?っていう目線に立ちつつ、子供がサビで無邪気に楽しく歌えるといいなと思って。ちょうど絵本『ねむとココロ』を出した直後でもあったので、身体が思い描く色として、パッと黄色に輝く太陽の色みたいなものもイメージしてますね」

M3. Run to the Rainbow 「「sakusaku」時代にホノルルマラソンのレポーターとして1週間、ハワイに行ったことがあって。その時に観てたレースやハワイの海や山、風やゴールの虹の形をしたアーチを思い出しながら書きました。マラソンをしてるときは邪魔されたくないし、ペースを乱されたくなりだろうから、あまり暑苦しく歌うのはよそうと思って。それよりも、マラソンをしてる時に無になっていく感覚とか、過去や現在のことが浮かんでは消えて、自分の中が整理されてクリアになっていく感じを大事にしてる。自分でも実際に走ってみて、心地よく走れるようなテンポ感を考えました」

M4. HOLIDAYS 「“HOLIDAY”という言葉を入れてほしいというリクエストがあったので、休みの日を楽しもう!というテーマで作っていきました。。みんなで歌えればいいなって思いながら書いていたし、あとは、久しぶりに言葉遊びを楽しもうと思ってましたね。1週間を虹で表現して、赤い怒る日、オレンジみたいな穏やかな日、青のように泣く日があって、最後の7日目で全部が虹になってきれいになるっていうイメージで書いた曲でした。だから、シングルのジャケでロドニーに虹を書いてもらったんでした」

M5. Tommorow 「映画『Annieアニー』の主題歌のカバーですね。私、本当にこの曲にいつも元気をもらっていて。歌うだけですかっとするんです。よくお風呂で歌ったりするし、朝ごはんを食べてる時にかけたりしてる。今回のミニアルバムは、タイアップの曲が多いけれども、人を元気にしたい、光を与えたいっていうメッセージがわかりやすく入ってる曲があるといいなと思って。みんなが知っていて、私が普段、いちばん勇気付けられてる曲ということで歌わせていただきました。この曲を聴いて、ちょっと口ずさんだけで気分が変わるんじゃないかっていう希望が持てる歌ですね」



木村カエラ『¿WHO?』
2018年11月21日(水)発売
初回限定盤(直筆ラクガキジャケット1499枚ランダム封入)/VIZL-1467/2,300円(税別)
Colourful Records
木村カエラ『¿WHO?』
2018年11月21日(水)発売
通常盤/VICL-65071/1,800円(税別)
Colourful Records


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