mh40_main

オーディオ
2016.09.30

ニューヨークの空気感を伝える新進気鋭のヘッドホン――MASTER&DYNAMIC MH40

ニューヨークに拠点を置くヘッドホンブランドとして2014年にローンチしたMASTER&DYNAMIC。本国のオフィシャルサイトに謳われるコンセプトは“New York City-based”。世界中からクリエイティブな人材が集うニューヨークのコミュニティに拠点を置き、革新的なサウンドとクリエィティビティの融合を目指すのが同社の哲学だ。密閉型ヘッドホンのフラッグシップモデルたるMH40。2015年7月に96mono(クロモノ)に掲載したレビューを再掲。

<PR>
音楽聴き放題アプリ「SMART USEN」
★★★★★★★――詳細はこちら

MASTER&DYNAMIC MH40

高剛性アルミボディとメカニカルな機構が男心をくすぐる

MH40は45mmのネオジウムマグネット・ドライバーを搭載した密閉ダイナミック型ヘッドホン。ネオジウムドバイバーをカバーする高剛性アルミボディはモダンでクールな風格を持つ。ハウジングの位置調整機構はステンレススチールで耐久性を重視しながらも、左右独立して目盛りを見て合わせる構造はどこかレトロ調。このギミックは男心をくすぐる。デザインもどこか、ニューヨークの街頭や裏路地に漂う、クールな空気感を体現しているようだ。

外観に思わずアツくなってしまったが、MH40のユニークな機構として、ヘッドホン右側のハウジングにワンプッシュでサウンドをミュートできるボタンを搭載。周囲の人とのコミュニケーションを妨げない工夫もある。数十年に渡り使えるという高耐久性を考えた筐体の素材選び、そしてラムスキンによるイヤーパットもマグネットの交換式。デザインのみならず実用志向の製品作りもなされている。

ちなみにMH40の構造は密閉型ではあるが、日本人の感覚としては若干音漏れがあるので、屋内リスニング向きだ。

R側にプッシュ式のミュートボタンを装備

広大な音空間とダイナミズムに時間を忘れて聞き惚れた

MH40の実機レビューを始めよう。今回はプレーヤーにAstell&KernのAK Jrを、音源もすべてハイレゾで試聴した。

まず、僕の定番リスニングソースであるダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』では、リスニングを始めてすぐに気付くほどに音空間のフィールドが広大で、頭部を取り囲むような音の広がりと、個々のサウンドの音像がシャープに定位し、ダイナミックに立ち上げる。リズムの刻みは鋭く、ビートは、帯域はローを沈めつつタイトに締める。カーペンターズの『トップ・オブ・ザ・ワールド』を聞いても、空間のなかに優しく音像を作り、めいっぱいに広げた音空間のなかで、シンバルの音も位置感を正確に生み出す。ベースには誇張感もなく、何よりも上質な音楽としての調和を作り上げ、ノリよく鳴らしてくれるのが素晴らしい。

様々な音源を聞き込んで気付いたことだが、MH40は相当ボリュームを上げてもうるさいと感じず音エネルギーへと還元し、今まで聞き込んだ音源から埋もれていた音が次々と見付かる。

音楽を聞くのがこんなに楽しいなんて、と思い時間を忘れて試聴に明け暮れたのは、いつ以来だろう。MH40、そしてニューヨーク発の新ブランド、MASTER& DYNAMIC、恐るべしだ。

写真のモデルはBLACK/BLACK。他SILVER/BROWNなど全7色のカラーバリエーション

ラムスキン製のイヤパッドはマグネットで脱着できる

Text / 折原一也

Photo / いのうえようへい

※この記事は、2015年7月に96mono(クロモノ)で公開された記事を転載したものです。製品の仕様や価格等は公開当時と異なる場合があります。

■関連記事
ヘッドホンブランド、MASTER&DYNAMICがINORANの「INORAN TOUR 2016 -Thank you-」で試聴ブースを展開





「SMART USEN」は150万曲が聴き放題

アプリのダウンロードはこちらから

Get it on Google Play
Get it on Google Play