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──今回は、Blu-rayのリリースが決定している昨年12月25日、26日、27日のオンラインライブ「Superstar」を振り返ってもらいつつ、結成10年目を迎えた現在の心境、6月に横浜と神戸で開催されるライブ「Hoopla!」にかける思いもお聞きします。まず、年末の3デイズは、初日が結成9周年の記念日だったわけですが。

カイ「やっぱり、できることなら有観客で8号車――超特急ファンの皆さん――に会いたい気持ちがあったので、無観客という部分で寂しさはありました。でも、もし今と同じような状況が、まだスマホやタブレット、パソコンがみんなに普及していない時代に起きていたら、オンラインライブがこんなにスムーズに開催されて多くの人に見られていたか、正直わからなかったと思うんですよね。そう考えると、無観客の寂しさはありつつ、今の時代の環境のありがたみをあらためて感じることができたし、感謝の気持ちがありました」

リョウガ「オンラインライブ自体、初めてではないにしろ、数回しかやったことがないというのもありますし、年齢的にも身体的な衰えが隠せなくなってくるという現実的な問題もある(笑)。しかも、3日間違うセットリストだったので、個人的にはライブ前に不安や心配があったのは事実です(笑)」

タクヤ「2020年は、今まで当たり前だったことが当たり前じゃなくなって、8号車に会えない日々が続き、いろんなものが制限された年だったなって思います。その中で、無事に3日間を終えられたことが良かったし、ここまで大きな会場でのオンラインライブは初めてだったので、より気持ちを届けるような意識でパフォーマンスしていました」

ユーキ「3日間を違う内容にすることもそうですけど、カメラワークなども含めて、オンラインだけど見て良かったと思ってもらえる、生のライブの同等の価値を感じてもらえるライブにしたいと思って、当日に臨みました。今できることの最大限を尽くしたライブだったと思います。その結果、オンラインではあるけど、ファンとコミュニケーションが取れていたような感覚になれたことが、すごくうれしかったですね」

タカシ「2020年は思いもよらぬことが起こって、でもその全部がバネになってたどり着けたのがあのライブでした。2020年のライブ納めでもあったので、2020年は本当にいろんなことがあったけど、終わりよければすべてよしっていうライブにしたかった。最後ぐらい、一回忘れて、自分も楽しめたらいいし、それ以上に8号車が楽しんでもらえるように、全力で臨みましたね」




──3デイズの初日、25日に結成9周年を迎え、26日からは10年目に突入しました。ライブでは、その手応えも感じられたんじゃないでしょうか?

タカシ「3日間で70曲近くを歌いきったことが自信につながりましたし、ひとつひとつの曲に全力で挑むことは本当に大事なんだなって、あらためて気づけました。初心にかえるじゃないですけど、知らず知らずのうちに忘れていたことを思い出せたというか。その結果、今の自分も過去の自分も、これからの自分も大切に思えたことが、すごく有意義だったなと思います」

ユーキ「ここまで歩んできたからこその新しい挑戦という意味で、いちばん大きかったのはソロコーナーです。新しい挑戦でしたけど、それぞれがソロでもパフォーマンスできるようになったのは、大きな成長なのかなと。ソロコーナーは、8号車からの反響もかなり大きかったですね」

──3日間それぞれの見どころを教えてください。

カイ「初日は、“テーマパーク”という大きなコンセプトがあって、そのコンセプトをもとにユーキが演出とセットリストを考えてくれて。そこからみんなで作っていった感じですね。初日だけじゃなく、3日間ともユーキが演出と選曲を担当しているんですけど」

ユーキ「結成記念日なので、僕たちの初めてのオリジナル曲で始まりの曲である「No More Cry」を後半に入れているんですけど、そこはぜひ注目して見てほしいですね。やっぱり、「No More Cry」をパフォーマンスすると結成記念日だなっていう気持ちに自分たちもなるし、毎年毎年、大切に披露している気持ちがあるので。それまでは、テーマパークでいっぱい遊んできて、ラスト近くではしっかり誕生日をお祝いして締めるっていう」




──2日目は、いかがでしょう?

ユーキ「2日目は“超特急のキズナ物語”をテーマにしているんですけど、いちばんの見どころは、「Snow break」からの「Beautiful Chaser」、「小さな光」の流れかなって思います。“超特急のキズナ物語”というテーマなので、デビュー曲の「TRAIN」からスタートして、「gr8est journey」「Burn!」「バッタマン」でフリーライブ時代やフェスの時代を振り返りながらも、「need you」や「refrain」のあたりで崩れていって、「Beautiful Chaser」で葛藤があってから「小さな光」でだんだん希望が見えてくる。演出面では、「Beautiful Chaser」で炎を使っているんですけど、その燃えたぎっている感じは僕ららしいと思います。8号車からは、“歴代1位の情緒不安定なセットリスト”って褒め言葉で言ってもらえているんですけど(笑)、熱くてめまぐるしいというか。2日目は、超特急を昔から知っている人にとっては感慨深いセットリストだと思うんですけど、ここで初めて超特急を見た方も自分の人生と照らし合わせてくれたらいいな、いろんな捉え方をしてほしいなと思って作ったセットリストでもあるんです。まだそれほど超特急を知らない人にも深く超特急を知ってもらえる、すでに超特急をよく知っている人にとっては、“こういうこともあったなー”って振り返ってもらえるセットリストになっていたのかなとは思います」




──最終日の3日目には、どんな思いが込められていたんでしょうか?

ユーキ「3日目は“クール&セクシー”をコンセプトに、一気に未来に向かって突き進む新しい超特急らしさを掴んでいくようなイメージです。「Fantasista」から始まって、今までと違う、より音楽そのものを楽しむ超特急を見せつつ、やっぱり見どころはソロコーナーかなと思います。そして、本編のラストでは2020年を締めくくる意味で「Hero」を披露させていただきました。「Hero」って、会いたくても会えないもどかしさも含めて、未来に向かって明るく歌っている曲だなって思うので、この曲が締めくくりにはふさわしいかなって。そのあと、アンコールでは2020年12月にリリースしたシングルの表題曲「Asayake」をパフォーマンスして、2021年に向かっていく超特急を表現した感じですね」




──3日間のライブは、もちろん通過点ではありつつ、これまでの超特急の集大成であり、ひとつの到達点でもあったのかなと思います。そんなライブを終えて少し経った今、あらためて超特急というグループに感じていることを教えてください。

ユーキ「超特急はまだまだ止まることなく前に向かって走っていくし、より一層加速していくし、さらに野心を持って、この先はもっともっと燃えたぎっていくぞって、そういう気持ちがあふれています」

リョウガ「配信ライブであらためて感じたことなんですけど、昔から8号車はメンバーの一員だと言い続けて、みんなと距離感の近いライブをしてきて、いい関係性を作ってこれたからこそ、配信ライブでもちゃんとつながっている感覚で3日間を過ごせたのかなって思うんです。それは、今までみんなで超特急を作り上げてきた結果だと思います。あと、オンライントーク会で話した8号車の中には医療従事者の方もいて、「Asayake」を聴いて頑張ることができているって言ってもらいました。そういう言葉が自分たちの励みにもなりますし、こういう状況でも活動を続けられているのは、僕たちと8号車で支え合っているからだなと思います。まだまだ大変な世の中ですし、これから何が起こるかわからないけど、より支え合って、乗り越えていけたら!」

タクヤ「ライブでもそれ以外の活動でも変に縛られないようにしながら、昔から大切にしている“ダサかっこいい”は、10年目でも超特急の個性として大事にしていきたいです。あくまで“ダサかっこいい”というベースがあって、そこからより新しい姿、新しいものを届けていきたいので、今後はそこを突きつめていけたらなと思っています。今は、そんな感じですね」

タカシ「10年目に入っていく中で、結成当初から初期のころを思い返してみたりもしたんですけど、あのころは何をしたらいいのかわからなかったし、東京ドームで単独ライブをするという大きい目標はあったけど、そこにどうやって進んでいいのかもわからなかったです。でも、その中でいろいろ動いて、たくさんもがいて、10年目。今は、いろんなことに柔軟に対応したり、そのときに起きている出来事に敏感に反応できるグループになれているんじゃないかなと思います。特に、ライブでは。あと、超特急は超特急しかいないなって、当たり前のことですけど、あらためて思いました」

カイ「結成から今までの期間は、すごく早かったなと感じています。結成したときは、タカシが中学3年生で、僕を含めた4人は高校2年生。でも、あっという間に大人になって、早かったけどいろんなことがあって、短いようで長いような、すごく楽しい日々を過ごさせていただいているなと思っています。ずっと、すごく楽しいですね。楽しくなかったら、僕は超特急を続けていないと思うので。これからも、8号車のみんなといっしょにいろんな景色を見にいきたいです」




──6月に有観客で開催されるワンマンライブについて、今思っていることを聞かせてください。

カイ「待ちに待った有観客ライブですし、神奈川のぴあアリーナMMは去年のツアーでできなかった会場なので、やっとできるんだなという思いがあります。それに、僕の地元でもあるので、喜びも大きいです。神戸も、何度もライブをやらせていただいて、思い出深い場所。早く8号車に会いたいなって思っています」

リョウガ「有観客では1年以上ぶりのライブになるので、8号車のみんなは僕たちの体力を心配してくれていると思うんですけど、みんなにとっても久しぶりの生ライブになると思うので、しっかり体力をつけて会場に足を運んでほしいですね。そのためにも、今回のBlu-rayを手にとっていただいて予習というかリハーサルをして、ちゃんと準備をして来てくれたら。怠けている場合じゃないぞ!と(笑)」

タクヤ「タイトルの「Hoopla!」は、騒げという意味なんですけど、やっとみんなと会えるので、声を出したりすることはまだ無理かもしれないけど、可能な範囲でみんなといっしょに騒げたらなって思っています。そのためにも、みんなちゃんと体調管理には気をつけて!」

ユーキ「タイトル通り、今まで溜まっていたものが発散できる場所にしたいし、8号車との絆を確認する時間だし、バトルでもあると思います。人数制限などがあるかもしれないけど、やっと解放されるという気持ちはみんなあると思うので、その気持ちを思う存分発散してくれたらいいなって。みんなと楽しい時間を過ごせることが僕にとっても楽しみなので、健康第一でライブを迎えられたらと思っています」

タカシ「まずは、有観客ライブを開催できることをみんなにお知らせできたのが、本当に良かったなと思っています。有観客ライブは去年のファンクラブツアーからできていないので燃えるものがありますし、10年目を迎えた超特急が、この5人がどれだけ成長したかを見届けてほしいですね」

(おわり)

取材・文/大久保和則
写真/柴田ひろあき
ライブ写真提供/SDR




■BULLET TRAIN ARENA TOUR 2021 SPRING 「Hoopla!」 特設サイト
2021年6月4日(金)、5日(土)、6日(日)@ぴあアリーナMM(神奈川)
2021年6月10日(金)、12日(土)、13日(日)@神戸ワールド記念ホール(兵庫)






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2021年3月24日(水)発売
Blu-ray(+CD)/ZXRB-3071-74/17,820円(税込)
SDR




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