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2016.03.09

少し変わった電子楽器「テルミン」

本日、3月9日は世界初の電子楽器であるテルミンの演奏者、クララ・ロックモアの生誕105周年記念の日。大手検索サイトGoogleのロゴもこれを記念して、クララ・ロックモア使用に。そこで今回は、世界初の電子楽器「テルミン」にフィーチャーする。

不思議な電子楽器「テルミン」とは?

テルミンは1919年にロシアの発明家レフ・セルゲーエヴィチ・テルミンが発明した世界初の電子楽器。本体から2つのアンテナが伸びており、アンテナの周りにでる電磁場を両手で制御し音を奏でる。つまり、手を触れることなく、空間中の手の位置で、音高と音量を調節し、音を奏でることができるのだ。垂直方向に伸びたアンテナは音高を決める「ピッチアンテナ」、左側面から水平方向に伸びたアンテナは音量を決める「ボリュームアンテナ」。右手を使い音程を、左手で音量を調節する珍しい楽器だ。

テルミン奏者、クララ・ロックモア生誕105周年

本日3月9日は世界的にも有名なテルミン奏者、クララ・ロックモアの生誕105周年記念の日。クララ・ロックモアは、元々はヴァイオリンを専門としていたが、身体的な問題からテルミンを演奏するようになった。また、開発者のレフ・セルゲーエヴィチ・テルミンとも親しく、彼女の提案により、テルミンを進歩させたとも言われている。1998年5月10日、87歳で死去した。

テルミン博士のドキュメンタリー映画公開や、「のだめ」に楽器が登場!?

開発者のレフ・セルゲーエヴィチ・テルミンはソ連のスパイとしても活動。1993年にはテルミンの発明者でありながら、諜報活動などに従事するなど、別の顔を持つテルミン博士の数奇な運命を描いたドキュメンタリー映画『テルミン』が公開されている。この映画には晩年のレフ・テルミンが出演。
クラシック音楽をテーマにした二ノ宮知子のコミック「のだめカンタービレ」では、女性音楽大生ヤドヴィガがテルミンを演奏するシーンがある。上野樹里が主演を務めた劇場版『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』にもそのシーンがあり、演奏者ヤドヴィガの吹き替えは蒼井優が担当していた。
また、楽器としてだけでなく、科学の面でも注目を集め、2007年には、小型の“ミニテルミン”を付録にした雑誌「大人の科学 Vol.17(学研)」が発売された。
なお、2014年にテルミン奏者の川口淳史がテルミンの誕生日である8月28日を「テルミンの日」として申請。日本記念日協会に承認されている。

※メインの画像はテルミン博士が演奏しているところ