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2018.09.29

Augusta Camp 2018 ‐20th Anniversary‐@富士急ハイランド コニファーフォレスト――ライブレポート

Augusta Campはとても不思議なイベントだ。音楽フェスには違いないのだが、ジャンルを特定するのはすごく難しい。ロックでもなく、ダンスミュージックでもなく、ジャズでもブラックミュージックでもない――もちろんそれらの要素を兼ね備えてはいるが――ジャンルは?という問いにはポップミュージックと答えるのが正解なんだろう。“月明りにも照らされ”た今年のオーキャンを駆け足でレポートする。

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“そんなこと知ってるよ”という音楽ファンが大多数だと思うけれど、いまいちど説明しておくと、Augusta Campはオフィスオーガスタという音楽事務所が主催する野外ライブで、1999年、山崎まさよしの単独ライブとして産声をあげ、今年の開催で20周年を迎えた恒例ライブイベントだ。今年を含め、ここ数年は富士急ハイランドのコニファーフォレストで開催されている。

Augusta Campには杏子、山崎まさよし、COIL、スキマスイッチ、元ちとせ、秦 基博らオーガスタ所属のアーティストが名を連ねており、彼らが参加しているスペシャルプロジェクトである福耳のパフォーマンスも見どころのひとつだが、2018年のAugusta Campを見て感じたのは、さかいゆう、浜端ヨウヘイ、松室政哉といった――オーガスタ内の――中堅~若手アーティストの充実ぶり。さかいのブラック/R&B志向はイベント全体に独特のグルーヴ感をもたらし、歌詞さながらの“デカイ声”で「MUSIC!!」を歌った浜端はメジャーデビュー決定を発表し喝采を浴びていた。2014年のAugusta Campでオープニングアクトに抜擢され、昨年メジャーデビューを飾った松室がいよいよ存在感を増してきたなとも思った。個人的には、スキマスイッチの大橋卓弥とボーカルを入れ替えながらの「きっと愛は不公平」は白眉。松室は、この夏のスキマスイッチのツアーに帯同しオープニングアクトを努めていただけに打ち解けた雰囲気のMCも楽しかった。

その松室が作曲した福耳の「イッツ・オールライト・ママ」はからっと乾いたポップミュージックで、確かに新世代オーガスタサウンドの香りがする。ちなみに福耳もAugusta Campと同じく20周年というアニバーサリーを迎えたとあって、「惑星タイマー」、「夏はこれからだ!」から「星のかけらを探しに行こう Again」まですべてのレパートリーを披露。長澤知之が作詞作曲を手掛けた「ブライト」が福耳らしからぬドライブ感で駆け抜ける。秦、さかいのハーモニーが心地よかった「惑星タイマー」、くるくる回りながらステップを踏む杏子が愛らしい「Swing Swing Sing」など福耳コーナーの高揚感、会場の一体感は素晴らしかった。

福耳を家族に準えるならば、長兄の山崎、長女の杏子がいい感じにゆるいMCで和やかなムードを醸し、全員がその波に乗って自由に泳ぎ回っている。この日の印象をひとことで言うならばそんな感じ。「すっごい仲のいい事務所ですけど、やっぱり音を出し始めるとバチバチする。下(後輩)からの突き上げがすごい!(笑)。でもそれがAugusta Campのいいところ。それをヤマさんが始めてくれたから」と先輩への感謝の気持ちとともに語った大橋の言葉に、Augusta Campというとても不思議でとても魅力的なイベントのすべてが凝縮されているように思った。

(おわり)

取材・文/encore編集部



COIL

あらきゆうこ

さかいゆう

スキマスイッチ

杏子

元ちとせ

山崎まさよし

松室政哉

秦 基博

村上紗有里

竹原ピストル

長澤知之

浜端ヨウヘイ





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