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6月4日、快晴。梅雨入り前の、日の長い時期ということもあり、開演時間の17時になっても、オレンジ色の残光が客席を照らしていた。

もちろんこの日のチケットはとっくにSOLD、立見席も解放された。新デザインのツアーグッズが並んだ物販ブースには長蛇の列。場内は、初夏の暑さも手伝ってか、缶ビール片手に開演を待つ比較的大人のファンが目立つ。

と、ほぼ定刻にいつものSEが鳴り響く。大歓声に迎えられて松尾レミ、亀本寛貴がステージに登場する。オープナーは最新作『I STAND ALONE』からタイトルチューン「アイスタンドアローン」。

松尾レミの、「晴れてよかったですね。今朝起きて、カーテン開けたらめっちゃ青い空で。そんな日に野音でやれてすごい幸せです。みんなで気持ちよく揺れながら、口ずさめる歌を歌います」というリラックスした雰囲気のMCに続けて「風に唄えば」をプレイ。

この日は『I STAND ALONE』の収録曲を中心に、これまでのヒット曲、インディー期の「ダミーロックとブルース」も披露。亀本のファイヤーバードとキーボードのみを従え、慈しむように歌った「お月様の歌」、煽られたわけでもなく自然とハンズアップとコールが沸き起こった「NEXT ONE」、ブルージーな「夜風の街」も印象的だった。

中盤のMCでは、「GLIM SPANKYのライブに来るお客さんてさ、かっこいいロックTシャツを着てる人が多いよね。こうやって見渡すと、ストーンズとかキャピタル・レコーズとか……え、MGMTの人もいるの?マジで!僕は、そういう音楽が好きな人がGLIMを聴いてくれているってことがうれしいんだよね」という亀本寛貴に、「ロックのライブって、そういう自己表現の場だから。私はステージからそういう景色を見るのが毎回楽しみでしょうがないです」と返す松尾レミ。他愛もないふたりのやりとりに、彼ら自身もこの日のライブを楽しんでいる雰囲気が伝わってきた。

終演時刻を迎えてもまだ宵の微かな光を残している野音。アンコールのラストは「ワイルド・サイドを行け」。全20曲というセットは、GLIM SPANKYとして最大のスケールだそうで、会場の規模といい、観客をロックするステージングといい、彼らが一歩一歩着実にステップアップしていることを感じさせられた。

「GLIM SPANKY 野音ライブ 2017」の第2弾は、6月17日(土)、大阪城音楽堂で開催される。

(おわり)

取材・文/高橋 豊(encore編集部)



Photo by HAJIME KAMIIISAKA





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4月12日(水)発売
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