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トピックス
2017.04.14

ビートルズ後のポールの軌跡が記されたバイオグラフィー『PAUL McCARTNEY THE LIFE ポール・マッカートニー ザ・ライフ』

ポール・マッカートニーの来日公演「ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017」も目前に迫ったいま、彼の半生を綴った『PAUL McCARTNEY THE LIFE ポール・マッカートニー ザ・ライフ』をあらためて紹介しようと思う。なぜなら、他の伝記はビートルズやビートルズ期のメンバーに焦点をあてていることが多いのだが、ビートルズ後のポールに多くのページを割いている本書は、ポール・マッカートニーという稀代のアーティストの“いま”を知る手がかりになるはずだから。

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著者のフィリップ・ノーマンが序文に記しているとおり、『PAUL McCARTNEY THE LIFE ポール・マッカートニー ザ・ライフ』はポール・マッカートニーからの“暗黙の了解”を得たことによって生み出されたバイオグラフィーだ。

バイオグラフィーとはつまり伝記を意味するわけだが、本書はポールによる自伝――英語でオートバイオグラフィー――ではないし、著者によるポールへのインタビューで構成されたものでもない。しかし、ポールの家族や知己のある人びとへの取材や調査によって、驚くほど克明にその半生が綴られている。

ポール自身が本書に関わらなかった理由は、本書に記されているのだが、むしろ関わらなかったからこそ、明らかにされたであろう事実や考察が散りばめられている。驚くことに、ポールは本書について一切の編集権を行使しなかったそうで、それこそが協力もしないが邪魔もしないという“暗黙の了解”たる所以だ。

ビートルズが解散に至るまでの確執と「僕たちは、悪い知らせがあるときしか、お互いに連絡をしないようになってきた」という当時のインタビューがとても悲しい。フィル・スペクターのプロデュースによる『レット・イット・ビー』に収められた「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」が世に出たときの様子や、1980年の初来日時の逮捕劇は生々しく、後に彼のソロキャリアに燦然と輝く『バンド・オン・ザ・ラン』を生み出すことになるウイングスの誕生秘話にはわくわくさせられた。アップル社やマイケル・ジャクソンとの権利争い、“サー”の称号を得るくだりはポール史の近代にあたるパートだろう。

本書にはビートルズのメンバーはもちろん、オノ・ヨーコ、ストーンズ、フー、エルトン・ジョンといった盟友たちから、U2、オアシス、カサビアン、マーク・ロンソンといった後進たちの名前も登場する。おおよそ2015年までの主にUKのロック/ポップス史としても楽しめるはずだ。

さて、音楽アプリ「スマホでUSEN」では、4月14日から6月9日までポール・マッカートニー特集を配信中だ。ぜひこの『PAUL McCARTNEY THE LIFE ポール・マッカートニー ザ・ライフ』のページを繰りつつ、最新作『フラワーズ・イン・ザ・ダート』まで半世紀以上に及ぶ彼のソロキャリアを追いかけてほしい。

文/encore編集部



フィリップ・ノーマン『PAUL McCARTNEY THE LIFE ポール・マッカートニー ザ・ライフ』
2017年2月25日(土)発売
書籍/ISBN 978-4041043196/3,800円(税別)
KADOKAWA


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ポール・マッカートニー『ピュア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト』
2016年6月10日(金)発売
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ユニバーサル ミュージック


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