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特集
2017.03.10
首藤義勝&八木優樹に訊くKEYTALKの現在地

KEYTALK『PARADISE』インタビュー前編―武道館のその先へ!

4thアルバム『PARADISE』をリリースするKEYTALK。“踊れるロック”と称される彼らだが、その音楽性は広く、しかも深い。昨年の武道館公演という通過点を経て見えたものとは?首藤義勝と八木優樹に語ってもらった。

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――まず最新アルバム『PARADISE』に向かう気持ちはどういうものでしたか?

首藤義勝(ボーカル&ベース)「前作の『HOT!!!』から期間もだいぶ空いていたので、“アルバム出したい欲”みたいなのはすごく強い中での制作だったと思うんです。でもまあ、まずやっとアルバム出せて嬉しいっていうのと、『HOT!!!』を出してから過ごしてきた1年10ヵ月が、バンドにとってすごい濃密なものだったんで、それを詰め込めたかなっていう思いは強いです」

――『HOT!!!』後にバンドに起こった一番大きな出来事は?

首藤「やっぱり武道館が大きかったですね。もともと4人とも目標として公言していたので、それを達成できて、またその先っていうことですよね。武道館が終わったタイミングで、バンドとして止まらなかったことも大きいなと思ったり、2016年はそこからまた新しいモードになって“やるぞ!”って、駆け抜けてきた1年間でしたね」

――達成感はもちろんあったと思うんですが、武道館を終えた時の正直な心境ってどうでしたか?

八木優樹(ドラム&コーラス)「実はもっとやれたんじゃないか?っていうのは個人的にはずっと思ってて。なので、そのあとに結構ワンマンツアーとかやったんですけど、燃えてましたね。もし、次のチャンスがあるならもっといいライブをしたいなと思って」

――そのあとシングルも立て続けにリリースすることになって、でも2016年にはアルバムは出さなかった。

首藤「出せたら出そうって気持ちはあったんですけど、ちょっと待とうみたいな感じになったんです。結果、シングル作品を充実させるきっかけになって。シングルで4人が曲を持ち寄るみたいなスタイルも強化されていったし。今振り返ると、アルバムを出さなかったことで、いろいろおもしろいことが起きてよかったなって思います」

――首藤さんはシングル曲を作ることが多いしKEYTALKのパブリックイメージを担っている面もありますが、『HOT!!!』から『PRADISE』に到るまで試行錯誤はありましたか?

首藤「まだ自分の曲って弱い、強さが足りないなと思ってて。パワーっていうんですかね?引っかかりとかも満足できるところまでは持っていけてるんですけど、追求は尽きないなと」

――デビュー以来、首藤さんが作詞作曲を手掛けたほとんどの曲がシングルになっていますが、振り返ってみて、シングル曲に対するスタンスに変化はありますか?

首藤「変わっては来てますね。3rdシングル「MONSTER DANCE」(2014年)ぐらいからかな?大きい会場で遠くまで届く曲をっていうのを考え出したのが「MONSTER DANCE」とか4th「FLAVOR FLAVOR」(2015年)あたりからで、そこが一番大きな変化というか、ターニングポイントだったかなと、個人的には思いますね」

――『PARADISE』は、すでに5曲もシングルのストックがある中でのアルバム制作でしたが、そこはいかがでしたか?もちろん、みんなが知ってる曲が入ってるのは強みですけど。

首藤「どっちかといえばそれをポジティブに捉えて、アルバム曲は自由にできるね、みたいな感じだったと思いますけど。もう5曲も決まってるし!みたいな(笑)」

――全体のボリュームを考えるとシングルが5曲くらいあって正解なんですよね。17曲も収録されているので。

首藤「そうですね。17曲入りになったのも、それが理由なんですけど。既存曲が5曲、プラス、タイアップ2曲で7曲ってなると、もし自分が買うなら、知らないアルバム曲が増えて嫌だってことはないから」

――今回のアルバムそうですが、4人がそれぞれ手掛けた曲を収めた象徴的なシングルが7枚目の「HELLO WONDERLAND」ですよね。八木さんの曲も初めてシングルに入って。

八木「全員ひとり1曲作るっていうことで、初めて作詞もしましたし。それまではメンバーに対してなんか負い目みたいなものはずっとあったんですけど、すごくフラットな気持ちになれる大きな転機だったのかなって気がします」

――自分もソングライティングすることで変わった?

八木「曲を作った人は何を感じて、何を考えてるのかがわかるようになって、人の曲を叩くのがより楽しくなったというか。まあ、自分たちの曲なんですけど、自分で作ってないドラムラインを叩くのは、自分じゃないものって感じていた。それが自然とひとつのものになった。例えて言えば、森の中の木であって、木のための森じゃないっていうのが、頭じゃなくて体感できたのがすごい収穫だったなと思います。だからそれからは曲をアレンジする時間が楽しくなって、プリプロとか、レコーディングとかが。それで自分もバンドもまだまだ可能性あるなって」

――八木さんの作家としての個性って、首藤さんから見てどういうところですか?

首藤「まだ未知数ですね」

八木「自分でもよくわかってないです(笑)」

――八木さんは比較的ハードでソリッドな曲担当っていう印象がありますけど。

首藤「そうですね、ソリッドさは感じるかもしれない。メロディーが強いなと思いますね。「YGB」とか「キュビズム」の時から思ってたんですけど、なんか“サビ力(りょく)”みたいのが強いなと」

八木「アニソン好きなんで」

首藤「僕らアニソン大好きなんです(笑)」

――最近のお気に入りは?

八木「アニソンと言っていいのかわからないんですけど、「Fate/stay night」っていうノベルゲームがPS Vitaに移植されて、それのオープニング曲(「THIS ILLUSION」)がすごく好きです。Bメロが同じメロディーで、途中で半音転調する、すごくアニソン感あって好きですね」

――そういうアニソンの聴き方してる人って(笑)

八木「めっちゃ多いと思います(笑)」

首藤「転調、アニソンの命ですよね。部分転調」

――作り手とストーリーと、あと歌い手のうまさもありますね。

首藤「ああ、そうですね。絵と合っているからこその世界観というか、お互いにいい影響をもたらしますからね」

――アニソンの定義って難しいですよね。主題歌だからアニソンっていうのはちょっと雑な扱いですよね?

首藤「確かに。音楽のジャンルを指すワードでもありますもんね、アニソンって」

――ちなみに首藤さんは何が好きですか?

首藤「こないだ夜中、テレビでやってたんですけど、タイトル忘れちゃいました(笑)。内容は萌え~みたいな、思い出したらencoreの問い合わせフォームに送ります。“KEYTALKです、思い出したんです!”って(笑)。そうですねえ、転調だと、いっぱいありますけど、水樹奈々さんの「ETERNAL BLAZE」かな。「魔法少女リリカルなのはA’s」の主題歌なんですけど。やばい転調があって、サビの途中でバコッと一音上がるだけなんですけど、それはほんとにカッケー!と思って。「HELLO WONDERLAND」の1番終わりの間奏はそれと同じ手法なんです。結構アニソンの影響を受けてますね」

(つづく)

取材・文/石角友香



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