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encoremode
2019.09.27

クリエイターの想いを綴る――江間亮子(アッシュ・ペー・フランス)

encoremodeブレーンメンバーによるコラムをお届けします。今回の寄稿者はアッシュ・ペー・フランスのプレス、江間亮子さん。テーマは「クリエイターの想いを綴る」です。

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ファッションに関わる日々を過ごし始めて、早20年を超える月日が経ちます。ファッション業界自体が持つスピード感もさることながら、取り巻く環境の変化にも翻弄されつつ、魅了され、ここにこだわり続けています。

仕事として、人生の相棒として「ファッション」に携わり続け、PRという役目もあいまって今思うことは、「ファッションの文化的な部分をもっと伝えていければなぁ」という事。洋服や靴など、身につけ、消費されていく「物」としての役割は否めません。また、そういう時代感やニーズもあると思います。ただ、少なくとも私がこれまで出会ったクリエーター達が生み出すものには、創り手のストーリーがあり、信念があり、背景があり……。これをファッションという手段を使って具現化し、他者と共有する形にしているということ。そこから文化的なコミュニティーが生まれているということ。また、これを所有し、身に纏う私たちが、共感の輪の中で自己実現や豊かさを得られるということ。この連鎖こそが、ファッションを楽しむことの醍醐味なのではないでしょうか。それはとても濃密で、人間味溢れる文化的な世界だと信じています。

最近我が社が刊行した冊子『アート感のある暮らし』では、アッシュ・ペー・フランスのコミュニティーを支える数十名のクリエーターたちの想いが綴られています。 彼ら、彼女らの発する言葉を目にしたとき、改めて「心が振動」しました。フランス人バイヤーであるマルト・デムランは「私はこうして満たされる」の語りかけのもと、豊かに生きるためのエスプリを綴っています。生きるとは「満たされる」こと、この人生観がとても好きです。豊かな時代に生きているとされる私たちですが、今「豊かさ」を疑問視する声をよく耳にします。ですが、大事なのは「豊かさ」のあり方ではなく、「心が満たされているか」という事なんだと思えるこのマルトのメッセージ。

こうして、クリエーターのメッセージに感銘し、創出される美意識に共感する。そんなファッションの醍醐味を届けられればと願いつつ、今日もクリエーションにまみれる日々を送っています。

(おわり)

文/江間亮子(アッシュ・ペー・フランス)



江間亮子(えま りょうこ)
H.P.FRANCE株式会社 EU商品部・PRESS。90年代の「フレンチスタイル」ムーブメントの洗礼を受け、一歩でもフランスの文化に近づきたく、96年アッシュ・ペー・フランスの門戸を叩く。以降、ファッションの持つ魔力に囚われて、「伝える人」であるべく日々奮闘中。



「アート感のある暮らし」
※全国のH.P.FRANCE各店にて配布中




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