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選曲家の声
2017.01.06

「スマホでUSEN」にNAXOS監修の期間限定チャンネル「受験生のための集中音楽」が登場! 選曲者×チャンネルディレクターのスペシャル対談

音楽アプリ「スマホでUSEN」に登場した期間限定チャンネル「夜更かし派〜受験生のための集中音楽」と「早起き派〜受験生のための集中音楽」。選曲、監修を手掛けたクラシック専門レーベル、NAXOS(ナクソス)の堀 祥子さんとチャンネル担当ディレクターの大森有花さんにチャンネルのコンセプトをお聞きしました。

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——音楽アプリ「SMART USEN」の人気チャンネル「受験生のための集中音楽」に期間限定で「夜更かし派〜」と「早起き派〜」というバリエーションが登場しましたが、誕生の経緯は?

大森有花(「受験生のための集中音楽」チャンネル担当ディレクター)「〈受験生のための集中できる音楽〉はクラシックジャンルの人気チャンネルなんですが、もうちょっと幅広く展開したいなと思っていまして、ちょうど受験シーズンでもあるので、いつもご協力いただいているNAXOSさんにお声掛けしました」

——堀さんには、ふたつの新チャンネルで選曲、監修を手掛けていただいたわけですが、NAXOSレーベルのアウトラインと新チャンネルのコンセプトを教えてください。

堀 祥子(ナクソス・ジャパン株式会社 デジタルグループ アシスタント・マネージャー)「NAXOSはクラシック音楽専門のレーベルです。私の所属しているデジタルグループは、自社サービスの運用はもちろん、ダウンロードやストリーミングサービス各社へ音源を提供しつつ、その選曲を手掛けたり、コンセプトづくりのお手伝いをしています。配信限定のコンピレーションも多数リリースしていますが、NAXOSは膨大な音源のレパートリーを持っているので、今回のSMART USENとのコラボレーションのように、具体的なシチュエーションやテーマに落とし込んだ選曲も可能です。今回の企画では、いつもとはちょっと違う一歩踏み込んだ選曲にチャレンジしています」

——踏み込んだ選曲というと?

大森「受験勉強なので、当然リスナーは若い世代の学生さんということになります。なのでコアなクラシック音楽ファンではないと想定して、もっと気楽に聴いてもらえるチャンネルというのが基本コンセプトです」

堀「BGM向けのクラシック音楽というと、モーツァルトだったり、脳の活性化といったコンセプトだとバッハあたりの曲が定番なんですね。もちろんBGMとしてはどちらも優れているのですが、SMART USENにもモーツァルトやバッハの専門チャンネルがありますし、せっかくNAXOSのレパートリーを提供できるわけですから、そうした定番的なチャンネルとは違うカラーの選曲をしたいなと思ったんです。なので〈早起き派〜〉は主にルネッサンス期の古楽器演奏、〈夜更かし派〜〉は主に近現代の作品というセレクトになりました」

——「夜更かし派〜」、「早起き派〜」というテーマは最初に設定したんですか?

堀「大森さんといろんなアイデアを出し合って、例えば暗記するときに集中力を高めるための音楽とか、機能別の選曲パターンを考えたりもしましたが、結局、朝と夜という時間軸でセグメントするのがわかりやすいし、雰囲気の違いも出しやすいので、そこから〈夜更かし派〜〉、〈早起き派〜〉というキャッチーなタイトリングが生まれました」

——それぞれのチャンネルを象徴する作曲家や楽曲を挙げてもらえますか?

堀「〈夜更かし派〜〉は〈A.ペルト: アリヌーシュカの癒しに基づく変奏曲〉。これはかなりイージーリスニング的な雰囲気があって、NAXOSが手掛けているさまざまコンピレーションに登場する名バイプレイヤー的な作品なんですが、今回もこの曲をベースに全体の選曲を決めていきました」

大森「全体的に、すごくNAXOSらしい仕上がりになったと思います。この中でいちばん有名な曲はたぶんサティの〈ジムノペディ〉で、あとは知る人ぞ知るといったレパートリーですね」

堀「フィビヒも象徴的なセレクトかもしれませんね。他は近現代の作曲家ですが、唯一フィビヒだけはもうひとつ前のロマン派の作曲家です。〈気分、印象と思い出〉から何曲か選んでいますが、これもさまざまなコンピレーションで隠し玉的に使っています。イージーリスニングの元祖といった雰囲気なんですが、その中でも明るい曲調の作品を選びました」

——それがチャンネルの解説にある「エモい」雰囲気の部分ですか?

堀「そうですね。とはいえ、あまり“エモい”感じに引っぱられ過ぎないようにブレーキをかけていますので、そこまで尖った感じにはなっていないと思います。どちらかというとゆらぎといった表現が正しいかもしれませんね。邪魔にならず、でもお気に入りの曲を見つけてもらえるように、ちょっとアクセントをつけた感じです」

——スケール感としては、小編成の演奏が中心で、オーケストラはないですよね?

堀「ほとんどがピアノ曲ですね。ごく一部バイオリンも入っていますが、ピアノ演奏が基本です」

——大森さんがこの選曲リストを見たときの第一印象は?

大森「個人的には、セヴラックが刺さりましたね。癒しの要素もあっていいですよ。もうひとつ、今回初めて聴いたんですが、ブランカフォート。すごく聴きやすくて気に入りました」

堀「ブランカフォートは、19世紀末から20世紀初頭に活躍したスペインの作曲家です。NAXOSからピアノ作品集をリリースしていますが、他のレーベルからは出ていないレアなレパートリーですね」

大森「全体感としては、音数も少な目で、アダムズとかペルトのミニマルな曲は、クラシックファンじゃなくても気に入ってもらえると思います」

——なるほど。では〈早起き派〜〉の選曲コンセプトは?

堀「ルネサンス期の曲を中心に選曲しています。特徴としては、使われている楽器ですね。リュート、チェンバロ、スピネット、リコーダーなどの古楽器を使っています。ホルボーンの〈妖精のラウンド〉はカフェやインテリア雑貨店のBGMみたいな感じがしませんか?」

大森「リュートの音色は癒されますよね。ダウランドの〈蛙のガイヤルド〉はクラシック好きの人なら知っているかもしれませんね」

堀「ダウランドは暗い感じの曲が多いので、なるべく明るい響きの曲を選んでいます。ミランの〈エル-マエストロ(巨匠)と題されたビウエラ曲集〉もおすすめです」

大森「私のおすすめはバードですね。グレン・グールドがピアノで弾いていたりもするんですが」

堀「バードはチェンバロ曲なんですが、チェンバロって、ともすると音がキンキンと鋭い印象を与えてしまうんです。でも〈人影のない森を散歩しませんか〉などはそれを感じさせない楽曲ですね」

——どちらのチャンネルにも言えることですが、BGMとしての汎用性や、クラシックファン以外にも受け入れられやすいイージーリスニング性がちゃんと備わっていると感じました。

堀「一般の人がクラシックBGMという言葉から連想するモーツァルトやバッハ、ロマン派の時代だとショパンあたりの作品を使わないというコンセプトが新しいイメージを生み出したのかもしれませんね」

大森「受験生のための集中音楽というタイトリングですが、リラクセーション的な要素もありますし、さまざまなシーンで聴いてもらいたいですね。期間限定なのがもったいないくらい(笑)」

——本来、NAXOSさんはこうしたコンセプチュアルなコンピレーションに定評がありますが、今回の企画を手掛けた感想を聞かせてください。

堀「イージーリスニング、カフェミュージックという視点から同じような選曲のアイデアは温めていたんですが、今回、“受験生のための”というテーマをいただいて、世に出すことができました。これをきっかけに、今度はUSENさんとコラボレーションしたコンピレーションを作ってみたいですね」

——ディレクターとして携わった大森さんはいかがですか?

大森「今回、堀さんの選曲を見て、新たな発見がたくさんあったので、SMART USENでも、NAXOS監修のクラシックチャンネルを、第2弾、第3弾と続けていきたいです」

(おわり)

取材・文/encore編集部



「SMART USEN」関連チャンネル

夜更かし派〜受験生のための集中音楽
(配信期間:12月22日~3月24日12:00)

早起き派〜受験生のための集中音楽
(配信期間:12月22日~3月24日12:00)

受験生のための集中できる音楽
(配信期間:~3月24日12:00)

受験生応援!J-POP
(配信期間:12月22日~3月24日12:00)



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▼「夜更かし派〜受験生のための集中音楽」、 「早起き派〜受験生のための集中音楽」は3月24日まで配信



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