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2018.02.02

Leola「Puzzle」インタビュー——挑戦する私、シンプルな私

昨年リリースした1stアルバム『Hello!My name is Leola.』、そして初のワンマンツアーを経てアーティストとして、シンガーとして着実なステップアップを遂げたLeola。そんな彼女がニューシングル「Puzzle」で想い描くセカンドタームとは?

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——「Puzzle」は、1stアルバム『Hello!My name is Leola.』発表後、初のシングルですが、アルバムのリリースを経て見えてきたことはありましたか?

「1stアルバムを出したことで、デビューからの約1年半がひとつ目のピリオドになった感覚があります。作品を振り返ってみても私らしい1stアルバムだったと思います。今はまたここからセカンドタームが始まって、いろんな場所に赴くなどいろんなことにチャレンジしていきたいなと思っています」

——昨秋のワンマンツアー「Leola 1st Oneman Live “Hello! My name is Leola.”」で実感したことは?

「音源として完成したものをライブで披露して、また新たな命が吹きこまれるような、そんな感覚になりました。歌を届けたい相手を目の前に歌うことで、予想を超える化学反応が起きるんです。3公演やらせていただいたのですが、それぞれ違うライブになったと思います。あとは、お客さんといっしょに楽しめる曲を、もっともっと増やしたいなと想いを新たにしました」

——今回のシングル「Puzzle」はどのような想いで制作をスタートさせたのでしょうか?

「セカンドタームの第1作目として、ここからまたリスタートするような気持ちで5枚目のシングルを出したいと思って制作に入りました。だから、今までとはちょっと違う表情であったり、1stアルバムから階段を2〜3歩を上がったLeolaの姿を見せられたらいいなって」

——表題曲「Puzzle」は映画『パンとバスと2度目のハツコイ』の主題歌に起用されていますが、どのような経緯で実現したのでしょうか?

「映画の制作スタッフの方から主題歌のお話をいただいて制作した楽曲です。最初に役者さんのお芝居だけ入った映像を観てから、監督さんが伝えたかったことや想いを伺ったりして歌詞を書いていきました。監督さんには“私がヒロインになったような気持ちで書きます”と伝えました」

——Leolaさんには、この『パンとバスと2度目のハツコイ』という作品はどのように映りましたか?

「ヒロインは、ひとりで生活することや何かに取り組んでいくことに恐れを持たない女の子。もっと言うと、誰かと深く関わり合うことで生じるズレであったり、うまく噛み合わない人間関係を面倒臭いと思って、“私は孤独が好き!”と思っているような女の子だと感じました。でも、初恋の人が現れて、その男の子の変わらない姿を見て、やっぱりそばにいたいっていう感情が芽生えていくんです。誰かと深く関わりたいと思えば思うほどうまく自分の想いが伝えづらくなったり、100%の想いを100%で届けることに不器用になってしまう経験って自分自身にもすごくあるような気がします。恋愛だけではなくて、人間関係で空回りしてしまった経験がある方も共感できる、そんな作品だと思いました」

——「Puzzle」は“君にまた恋をしている”という恋心を綴ったバラードです。

「映画のヒロインが発する言葉や振る舞い方はとても大人びているんですけど、初恋の人に心が揺らいでしまったり、実はとても女の子らしい部分もあるんです。きっと根本にある感情って、誰も操作することはできないと思うんです。自分は大人でいたい、強くありたいと思っていても、心は揺らぐものですし、本当の自分に気づいてしまう瞬間もある。みんな普通の女の子なんだよって、そんなメッセージが込められた歌詞になったと思います」

——歌詞の中で気に入っているフレーズやポイントになる言葉は?

「サビの“運命も正解も その先も、あるのかはわからない”、“永遠も約束も これからも、頼りには出来ないの”というフレーズがあるんですね。永遠だと思っていても、それはどこかで終わりがくるかもしれないし、約束をしていても守られないことだってあるという、確かにそれが現実かもしれません。でも、そういう不確かなもの、頼りにできないものであっても、信じたい気持ちは誰もが持っていると思います。強がる気持ちに対して、それでも“左斜め後ろが 今の私の居場所”って普通の女の子と変わらない感情が表現できたところが、自分でもすごく気に入っています」

——歌詞にも出てくるワードですが、タイトルを「Puzzle」にした理由は?

「恋愛だけではなく、人と関わり合うことって、パズルみたいなだなと考えたんです。この人とどうしたら気持ちが合わさるかなって、いろんな手段を試してみたりしますよね。この曲で私が表現したかったことを、うまく説明してくれる言葉がPuzzleでした」

——トラックは、どのような視点で制作したのでしょうか?

「今回も坂詰美紗子さんに作曲をお願いしました。ミドルテンポで緩やかなメロディなんですが、音が詰まっているんですよね。この曲のメッセージ性の強さを詰め込むにはぴったりのトラックでした。でも、実際にレコーディングしてみると音数が多い分、すごく難しかったです。早口でしゃべっている時みたいに前のめりになってしまったり、息を吸うタイミングがわからなくなってしまったりしたこともありました。それだと言葉が伝わらないので、なるべく滑らかに聴こえるように気をつけて歌いました」

——「Puzzle」のMVは、映画とは違う、MVならではの世界観になっていますよね。

「ありがとうございます。MVでは、ある女の子と不思議な仲間たちの物語を作っていただきました。今回は人の心の変化を描いている楽曲なので、恋愛のストーリーだけに収まることなく、別の角度からもこの曲を捉えてもらいたかったからなんです。映画とはまったく違うストーリーでMVを作ってもらいました。心のやり取り、そして心はどう動かされていくのか、そんなところに注目して観ていただきたいです」

——カップリング曲の「My girl」はどんなアプローチで臨んだのでしょうか?

「これはチャレンジの曲でした。私にとっては「Puzzle」も新たな挑戦だったのですが、この「My girl」も完全に振り切って臨んだように思います。シティポップ感のある曲にトライしたいという気持ちがあったので、やるからには中途半端にやるのではなくてLeolaにもこんなアプローチがあるんだと意外性を感じていただけるようにがんばりました。歌詞だけを読むと、結構きゃぴっとした女の子同士のやり取りに受けた取られるように思います。“悩んでいてもしょうがないから、いっしょに遊び行こうよ”みたいな世界なんですけど、曲のアレンジがシックで大人っぽいので、年齢を問わず聴いていただけると思います。歌詞の世界観と曲のアレンジの意外な化学反応から生まれた楽曲なので、歌でバランスを取るためにかなり試行錯誤しながらレコーディングしました」

——通常盤収録のカップリング曲「やさしさに包まれたなら(2017 studio session)」は荒井由実さんのカバーですが、先のワンマンツアーでも披露していた曲ですよね?

「はい。セットリストにカバー曲を入れるなら、自分のルーツにもなっている曲のひとつを聴いてもらいたいという気持ちがありました。荒井由実さんの「やさしさに包まれたなら」は、映画『魔女の宅急便』を観て知ったんですけど、大好きな曲で小さい頃から歌っていました。この曲が私に魔法をかけてくれた、そんな気がしているんです。だから、カバーする曲を選ぶなら、まずは「やさしさに包まれたなら」だと考えてアレンジも自分のルーツであるカントリーでお届けすることにしました。原曲とは少し違う景色を見せることができたかなと思っています。この曲は私に魔法をかけてくれた曲なんです。音楽の楽しさを教えてくれた曲であり、音楽をやっていて楽しいと思えるのは、その魔法が今も続いているからだと思っています。歌い出しの“小さい頃は神さまがいて 不思議に夢をかなえてくれた やさしい気持ちで目覚めた朝は おとなになっても 奇蹟はおこるよ”という歌詞があるんですが、まさにその世界観ですよね。だから、この曲を私が歌うことで、聴いてくれる方々にも魔法をかけられたらいいなと思っています」

——スタジオセッションの様子も教えていただきたいのですが?

「ワンマンツアーの時と同じように私もギターを弾いています。ただ、ライブのアレンジから少し手を加えていて、コーラスやパーカッションを足したり、カントリー感をプラスしたかったのでマンドリンを弾いてもらったりしています。コーラスも三声から四声にしたので、広がりのあるふくよかなアレンジになったんじゃないかなと思います」

——冒頭にテイクのカウントが入ったり、生っぽさも伝わってきますよね?

「1stアルバムに収録した「Hello! My name is Leola.」の時もそうだったんですけど、本当に全員がせーの!で演奏していて。スタジオで演奏したそのままの音が詰め込まれている音源です。その場だからこそ生まれるライブの温かさが伝わればと思っています」

——初回限定盤の特典として「Puzzle」MVとともに初ワンマンのドキュメント映像が収録されるそうですが、どんな内容なのでしょうか?

「実際に会場に来てくださったファンのみなさんからのコメントを録っていただいたので、そんなとっても嬉しい映像も収録されています。あとは、私がワンマンを終えて感じた気持ちだったり、そのファンのみなさんのコメントを聞いて感じた想いだったりを、カメラの前で話しています。ライブの映像はもちろんですが、音楽以外の言葉のやり取りも感じてもらえるんじゃないかなと思っています」

——緊張で泣きそうだったシーンも映っているんですか?

「緊張ですっごい怖い顔している場面とか(笑)、ステージ袖の様子も収録されていますね。よっしゃー!!と気合い入れをしているシーンとか、自分でもちょっと照れくさかったです。そんな楽屋裏とは対照的に、ステージではすごく自然に笑顔になれたのも初ワンマンの思い出です」

——今作のアートワークは過去作品と少し違ったアプローチに見えるのですが、何か特別な想いがあったのでしょうか?

「はい。ビジュアル面に関しても、今作が私にとってのセカンドタームの始まりというところで変化をつけたいという気持ちがありました。写真とイラストというアプローチは変わりませんが、コンセプトとして一貫したところもありながら、今までとは違う次の私を作品のビジュアル面でも感じていただけたらと思います」

——また、この後は「Leola 1st Oneman Live “Hello! My name is Leola.”」の追加公演も控えていますが、現在の意気込みを聞かせてください。

「追加公演は、本公演に来てくださったみなさんあってのことだと思っています。本当に感謝しています。次は本公演では行けなかった場所での公演ということで、まずは私のライブを体感していただくこと、そして満足して帰っていただくことを一番に、本公演でやった内容をベースに、またパワーアップしたステージにできたらと思っています!!」

——最後に、今作でLeolaとしてのどんな一面を提示できると感じていますか?

「1stアルバムまでに表現できた自分の基盤となるような部分と、そこからちょっと線をはみ出してみたい部分を提示できたと思います。挑戦する私と、その真逆の私のシンプルさというものを感じていただきたいです」

(おわり)

取材・文/馬渕信彦
構成/encore編集部



■ Leola 1st Oneman Live “Hello! My name is Leola.”
http://www.leolalala.com/live/

2月4日(日) Hiroshima CAVE-BE(広島)
2月9日(金) 名古屋 Electric Lady Land(愛知)
2月17日(土) 熊本 B.9 V1(熊本)
3月3日(土) LIVE HOUSE 柳都SHOW!CASE!!(新潟)
3月17日(土) 神戸VARIT.(兵庫)





Leola「Puzzle」
2018年2月7日(水)発売
初回生産限定盤(CD+DVD)/AICL-3482/3,519円(税別)
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
Leola「Puzzle」
2018年2月7日(水)発売
通常盤(CD)/AICL-3484/926円(税別)
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