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2017.12.08

SMART USENの「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」、第5回のゲストはマッシュホールディングスの近藤広幸さん!

SMART USENの「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」は、ウェブサイト「Journal Cubocci」編集長の久保雅裕が、ファッション業界のキーパーソンをゲストに迎えてお届けする“トークサロン”。第5回のゲストは、マッシュホールディングスの近藤広幸さん。収録を終えてのアフタートークをお届けします。

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SMART USEN「ジュルナルクボッチ」第5回のゲストはマッシュホールディングスの近藤広幸さん!



——番組本編でも語っていただきましたが、snidel立ち上げ前夜の、“忙しくなって、仕事のオファーが来ても断らなきゃいけなくなって、それが苦痛だったので新しい業界に挑戦した”というエピソードがとても印象的でした。

近藤広幸「苦痛でしたね。それはいまでも同じですが」

——そうした局面を打開するためにファッションビジネスに打って出たわけですが、なぜメンズではなくレディースファッションを?

近藤「世の中のデパートを見たら、売り場のいちばんいい場所ってみんなレディースじゃないですか。大手のファッションブランドの売り上げ比率もやはりレディースの方が大きいですし。あと、男性ってマニアックだから、メンズファッションを手掛けると、自分の欲しいものしか作らなくなっちゃう。そうするとビジネスとして捉えづらい。だから僕自身は、ゼロから勉強して始めるならお客様目線を貫けるレディースファッションだろうと思ったんですね」

——なるほど、行動自体は大胆ですが、すごく冷静な分析と判断があって最初の一歩を踏み出したわけですね。

近藤「海外のラグジュアリーブランドもやはりレディースが主体ですよね。ということは、ファッションのダイナミズムというか、考え方としては、女性を綺麗にするという視点が必要なんだろうなと。それは世界的に見ても同じだと思いますし、そこにやりがいを感じました」

——マッシュグループの掲げるウェルネスデザインというコーポレートスローガンについて教えてください。

近藤「2015年から、水曜日は健康と美容に向き合って健康的な生活を提唱する「Wellness Wednesday(ウェルネスウェンズデー)」という活動をスタートさせました。水曜日ぐらいはスニーカーで仕事したっていいじゃないか、もっとからだにいい食事をとったり、スポーツをしたり、健康的に美しくなろうよという取り組みですね。実はすでにウェルネスウェンズデー協会という一般社団法人を立ち上げていて、もっと活動の幅を広げていこうと思っています」

久保雅裕「マッシュグループの本社には産地にこだわった食材を用いた社員食堂もあって、Organic&Natural Burger Kitchenのハンバーガーも食べられるんですよ。ヨガスタジオやフィットネスジム、マッシュの森保育園という事業所内保育所まで備わっていますからね」

近藤「本社にお越しいただいて、ワンフロア見ていただけるとウェルネスデザインの意味がいちばん伝わるかもしれませんね」

久保「なるほどね。次はぜひウェルネスデザインというテーマで本社を取材させてください。そういえば、マッシュグループが入居している麹町ダイビルは建築物としてもユニークですよね」

近藤「麹町ダイビルは1976年竣工の古い建物です。僕が最も敬愛する建築家のひとり、村野藤吾さんによる設計で、貴重な建築物ですが、2015年にマッシュグループが入居するにあたって、リノベーションしました。建物自体や内装はもちろんですが、外構や敷地内の植栽もやり直しましたし、とてもいい引っ越しになりました。学生さんも多いエリアですし、建物自体が近隣のみなさんの行燈がわりになったらいいなと思ってライティングも施しています」

久保「建築デザイナーとしての血が騒いだんじゃないですか?」

近藤「そうですね。村野先生の建築のかっこよさを取り戻したいんですって持ち主のダイビルさんにプレゼンテーションしましたから(笑)。クリエイター冥利に尽きるというか……僕はいまでも店舗設計やデザインにも関わっていますし、そういう意味では建築デザイナーとしての経験は無駄になっていないですね」

——今日、番組で語っていただいた内容も、未来に向けて進むうえですごく示唆に富んでいましたよね。

久保「近藤さんが言っていた、“日本人は健康、安全、豊かさを持っているのに幸せを感じている人が少ない。だから幸せになるためのもの作り以外の仕事はしたくないし、そのためにウェルネスデザインという考え方が重要なんだ”というフィロソフィーは共感できますし、ファッション業界を目指す若者たちにもその思いが伝わって欲しいと思います」

近藤「ファッションをやりたいんだけど、親に反対されて迷ってる……そんな若者たちの背中をぽんと押してあげられたらいいですよね。製造小売で営業利益率15%を目指せるなんてファッション業界くらいですから。チャレンジする価値はあると思いますし、目的を決めてとことんやり切って欲しいですね」

(おわり)

取材・文/encore編集部
写真/いのうえ ようへい(撮影協力/スナイデル マルイジャム渋谷店)



■近藤広幸(こんどう ひろゆき)
株式会社マッシュホールディングス代表取締役社長。バンタンデザイン研究所卒業後、建築デザイナー、グラフィックデザイナーなどを経て1998年、CGアニメーション制作を手掛けるスタジオ・マッシュを設立。99年、株式会社マッシュスタイルラボとして法人化。2005年にsnidelブランド立ち上げる。現在はルームウェアブランドのgelato pique、コスメティックのCosme Kitchen、フード&カフェのOrganic&Natural Burger Kitchenなど幅広い分野で多くのブランドを展開している。

■久保雅裕(くぼ まさひろ)
ウェブサイト「Journal Cubocci(ジュルナル・クボッチ)」編集長。杉野服飾大学特任准教授。繊研新聞社在籍時にフリーペーパー「senken h(アッシュ)」を創刊。同誌編集長、パリ支局長などを歴任し、現在はフリージャーナリスト。コンサルティング、マーケティングも手掛ける。





SMART USEN「ジュルナルクボッチ」第5回のゲストはマッシュホールディングスの近藤広幸さん!





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