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2017.11.17

A-Oneインタビュー――『TOHO EUROBEAT』って?A-Oneって?同人音楽って何だ!?

音楽アプリ「SMART USEN」で8月からスタートした「同人音楽専門チャンネル -doujin-」。こちらは同人音楽サークルによるエントリー型コンテンツなのだが、そもそも同人音楽って何だ?という人のために、『TOHO EUROBEAT』で知られるA-OneのELEMENTAS、Yassieに同人音楽シーンや二次創作についてレクチャーしてもらいました。

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――SMART USEN「同人音楽専門チャンネル -doujin-」の注目アーティスト、A-One(エーワン)の主要人物、ELEMENTAS(エレメンタス)さん、Yassie(ヤシー)さんのおふたりにお越しいただきました。

ELEMENTAS/Yassie「こんにちは」

――今日は同人音楽って何?、A-Oneって誰?、そして「同人音楽専門チャンネル -doujin-」とは?というテーマでお届けします。まずはA-Oneについて教えてください。

ELEMENTAS「A-Oneは、ひとことで言ってしまうと同人サークルなんですが、バンド名でもあり、音楽レーベルの名前でもあります」

――もっと言うとプロダクションとしての機能もあるわけですよね?

ELEMENTAS「そうですね。メジャー/インディーという分類でいうと、自主制作のインディーなので。僕はA-Oneという同人サークルの代表であり、プロデューサーという立場で主に作曲や編曲を手掛けています。バンドではシンセサイザー/マニュピレーター担当で、旗振り役という感じですね」

Yassie「僕はサークルの副代表をやらせてもらってます。で、編曲と作詞、バンドとしてはキーボード担当です」

――なるほど。ではまずはアーティストとしてのA-Oneについて伺いましょう。ELEMENTASさん、Yassieさんのおふたりにツインボーカル、サポートメンバーというのがライブの基本フォーマット?

Yassie「そうですね。でもELEMENTASさんがDJ、僕がキーボード、あとはふたりのボーカルだけという形態でも活動していますよ」

ELEMENTAS「僕らふたりと、女性ボーカルのあき、男性ボーカルの越田 Rute 隆人の4ピースが基本形態ですが、ここぞという大がかりなライブのときはサポートに入ってもらってバンドセットで盛り上げます。まあ、サウンド的には打ち込みなので、4人でやれちゃうんですけど、イベントやライブの規模感に合わせて変えています。打ち込みでやれるのにむりやりバンドで演奏するという(笑)」

Yassie「当初はボーカルを固定せずにゲストボーカルを招いて活動していて、この4人のフォーメーションが出来上がったのが2012年くらいですかね?」

ELEMENTAS「確か5年前だから……そうですね、2012年です。来年でA-One結成10周年なんですが、キャリアの約半分を4人で活動してきたことになります。ちょうど2011年くらいからライブ活動を本格化し始めて。となると、専属のボーカルが必要じゃないですか。2012年に、あきとRuteが加入して楽曲制作のスタイルも変わってきましたね。正直、最初のころはライブでやることなんか意識せず好き勝手に作ってましたから。4人体制になってからは、お客さんがライブで何を求めてるかってことをメンバーでちゃんと話し合って楽曲制作するようになりましたね。“コール&レスポンスを入れて盛り上げようよ”とか」

――あきさん、Ruteさんとの出会いというか、A-Oneに参加するまでのストーリーは?

ELEMENTAS「紹介です。“ストリートで出会って意気投合して”みたいなかっこいいドラマは全然なくて(笑)」

Yassie「あきは僕がもうひとつやっている、はにーぽけっとというバンドのボーカルで、A-Oneの「ゼンマイ恋時計」という曲にゲストで参加してくれて。RuteはAbsoЯute Zeroというソロプロジェクトでも活動していますが、以前他のバンドでボーカルをやっているときに知り合ったんですよ」

ELEMENTAS「あきさんは、本当にボーカルのレベルアップが目覚ましくって、これならユーロビートでも行けるんじゃないかってことで誘いました。その後に男性ボーカルが欲しくなって、Yassieさんに“誰かイケメンで歌が上手くて腰が低くていいヤツいない?”って相談して(笑)」

Yassie「そんなヤツいるわけないじゃん……いや、ひとりいる!って。それがRute(笑)」

――でもそういう出会いがあって繋がってゆくっていうスタイルが同人らしさじゃないですか?

Yassie「そうですね。同じイベントで対バンすることもありますが、はにーぽけっとはポップロックで、A-Oneはユーロビートでジャンルは全然違いますけど、お客さんは同じように盛り上がってくれますし。「東方project」のファンって特定のアーティストや同人のファンというよりも、「東方project」を取り巻くシーン全体を好きっていう感じがありますね」

――ニコ動なんかで見た感じだと、A-Oneは人力ユーロビートっていうか(笑)……素直に“すげー!”って思いました。ライブの盛り上がりがハンパない。

ELEMENTAS「まあ、手弾きでユーロビートやるっていう意味では、他にいないんじゃないですかね(笑)。ライブは2時間半くらい休みなしなんで、すごくハードです」

Yassie「でもオーディエンスの方が疲れるんじゃないですか?ずっと踊りっぱなしだから。たまに見ていて大丈夫かな?って思いますもん」

――ライブも盛り上がっていましたけど、やはり同人サークルというからには、コミックマーケット(コミケ)とかM3(音系・メディアミックス同人即売会)も重要な発表の場ですよね?

ELEMENTAS「同人誌即売会という意味では毎週のように日本全国いろんな場所で開催されていますが、いちばん大きなイベントはコミケですから、そこに合わせてCDとかの新作を投入してゆくわけです。僕らの代表作である『TOHO EUROBEAT』シリーズもやはりコミケに合わせてリリースしています」

Yassie「シリーズ第1作を2010年リリースしてから、夏、冬のコミケ、あと春と秋に大きな即売会があるので、年3作くらいのペースでやってますね。最新作は今年8月リリースの『TOHO EUROBEAT Vol.16 永夜抄』ですが、ナンバリングタイトル以外もあるのでシリーズとしては全23作になりました」

――23作!すごい人気シリーズですね。

ELEMENTAS「このシリーズは同人シューティングゲーム「東方project」の音源をユーロビートアレンジしたものなのでネタは尽きないんですけど、逆にファンの人たちも飽きずに付いてきてくれるのが本当にありがたいですね。でも、Vol.1からいきなり盛り上がったわけではなくて、Vol.4くらいから手応えというか、盛り上がってるって実感できるようになりましたね」

――それは何かトリガーがあって一気にブレイクしたんですか?それともシリーズ化したことによって徐々に盛り上がった感じ?

ELEMENTAS「いやー、それがわかっていれば今後の参考になるんですけどね(笑)」

Yassie「タイミングとしてはVol.3のリリースと東北大震災が重なってしまって……博麗神社例大祭という「東方project」関連の大きなイベントでリリースしたんですが、そこの売り上げを被災者の方に寄付しまして。Vol.4のリリースは復興支援みたいな気運が日本全体に高まっているタイミングだったので、元気のいい明るい曲をたくさん作ったんですが、それが当時の空気感にマッチしていたのかもしれませんね」

ELEMENTAS「因果関係はわからないですど、確かにそのくらいからファンの盛り上がりみたいなものを感じるようになりましたね」

――ちなみに、『TOHO EUROBEAT』のファン層ってどの世代の人たちですか?

Yassie「最初のころは20代後半から30代だったと思いますけど、最近はもうちょっと下の世代だったり10代のファンも増えてきましたね。「東方project」自体も若い世代に浸透しているみたいですから」

――なるほど。しかし、だとするとその人たちって、80年代、90年代のユーロビートを知らない世代じゃないですか?

ELEMENTAS「そうなんですよ。パラパラブームとか「頭文字D」があったりして何回かリバイバルしていますが、彼らはそういうユーロビートブームを全く知らないらしくて。逆にユーロビートって音楽を全く新しいものとして捉えているんですね。僕もYassieさんも当時のブームを経験している世代なのでそれこそ『SUPER EUROBEAT』シリーズを聴いていましたけど」

――80年代後半のマイケル・フォーチュナティとかクー・クーあたりですか?

Yassie「いや、もちろんそこらへんも聴いていましたけど、リアルタイムじゃないですね。90年代以降の、『SUPER EUROBEAT』のナンバリングで言うと100番台から200番まで。デイブ・ロジャースとかロリータ、ドミノあたりのキラキラしたサウンドが好きでした」

ELEMENTAS「僕は特に誰っていうことでもなく、それこそSEBで聴いていましたが、ユーロビート以外のテクノなんかも聴いていましたし、音楽的には結構雑食ですよ」

――ユーロビートのよさって何なんでしょうね?

ELEMENTAS「そうですね、自分たちが好きっていうはもちろんなんですが、何しろライブが盛り上がる。たぶん、BPMがちょうどいいんじゃないかな」

Yassie「歌って踊れる適度なテンポだし、やっぱり演奏している側も、聴いている側もテンションが上がるんですよね」

――ライブといえば、A-Oneのワンマンライブ「ALIVE!! 2017」の東京公演が11月24日、渋谷 duo MUSIC EXCHANGEで開催されますが、こちらの見どころは?

ELEMENTAS「10月に開催した大阪公演もいいライブができたので、東京はもっと盛り上げたいなと思っています。東京公演には、「東方project」の同人サークル、森羅万象のあやぽんず*さん、やはり豚乙女というサークルからランコさんという女性ボーカルふたりがゲストとして出演してくれます」

Yassie「ちなみに「ALIVE!! 2017」のちょうど1週間前ですが、18日、19日の2DAYSで「東方project」絡みのライブイベント「博麗神社うた祭 in 東京」が新宿ReNYで開催されます。僕らと豚乙女さんはこちらにも出演します」

ELEMENTAS「同人音楽ビギナーの方だったり、同人ライブビギナーの方には、博麗神社うた祭はおすすめイベントですね。東方絡みの主だったバンドが参加しているのでショウケース的な意味もありますし。ハコも大きくてきれいですから」

Yassie「で、気に入っていただけたら1週間後の「ALIVE!! 2017」にもぜひ足を運んでもらって(笑)」

――いいですね!ビギナー向けという意味ではSMART USENの「同人音楽専門チャンネル -doujin-」はどうでしょう?A-Oneはこのチャンネルの最重要アーティストと言ってもいいかもしれません。

Yassie「いや、画期的だと思いますよ。二次創作じゃないオリジナルの音源の発表の場って貴重ですよね」

ELEMENTAS「同人サークルの活動とか作品を発表するプラットフォームっていままでなかったですからね。まあ僕らが積極的に取り組んでこなかったということもあるんですが」

Yassie「たとえば、「同人音楽専門チャンネル -doujin-」を使ってどんどん外向きに同人音楽を発信して広めてゆく……僕らがそういう存在のひとつになれたらいいなと思いますけどね」

――期待しています。コミケが新作発表の場という話題がありましたが、ということは、12月には最新作がリリースされるということですね?

ELEMENTAS「はい。12月29日からのコミックマーケット93にも出展します。そこで『TOHO EUROBEAT Vol.17 花映塚』と、もうひとつ『MONTAGE Yellow A-One Best Collection feat. あき』をリリースします。こちらは8月にリリースした『MONTAGE Blue A-One Best Collection feat. 越田 Rute 隆人』に続くベスト盤のあきボーカルバージョンです」

Yassie「ライブでA-Oneを見てもらって、SMART USENでA-Oneを聴いてもらって、コミケでまたお会いできたら最高ですね。そういう出会いの繋がりが同人音楽の醍醐味ですから」

(おわり)

取材・文/encore編集部



■博麗神社うた祭in東京@新宿ReNY
11月18日(土) Lineup:ALiCE’S EMOTiON、Alstroemeria Records、COOL&CREATE、石鹸屋、魂音泉、豚乙女
11月19日(日) Lineup:IOSYS、A-One、岸田教団&THE明星ロケッツ、TaNaBaTa、TAMUSIC、東京アクティブNEETs、幽閉サテライト

■A-Oneワンマンライブ「ALIVE!! 2017」@渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
11月24日(金) Lineup:A-One、[MN3]あやぽんず*(森羅万象)、ランコ(豚乙女)



ALIVE!! 2017より

ELEMENTAS(左)とYassie(右)

A-One『TOHO EUROBEAT VOL.16 永夜抄』
2017年8月11日(土)発売
A-One Records


A-One『MONTAGE Blue A-One Best Collection feat. 越田 Rute 隆人』
2017年8月11日(土)発売
A-One Records


A-One『TOHO EUROBEAT VOL.17 花映塚』
2017年12月29日(金)発売
A-One Records


A-One『MONTAGE Yellow A-One Best Collection feat. あき』
2017年12月29日(金)発売
A-One Records


A-One、はにーぽけっと、ビートまりお、AbsoЯute Zero!同人音楽はSMART USEN





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