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2017.01.20

塩ノ谷 早耶香インタビュー ニューアルバム『Mist-ic』は恋する女の子の物語

1月25日に2ndアルバム『Mist-ic』をリリースする塩ノ谷 早耶香に、アルバムを通してのコンセプト、そして個々のアルバム収録曲について聞きました。

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――2016年は6thシングル「SMILEY DAYS」や7thシングル「魔法」をリリースして新たな塩ノ谷 早耶香像が提示できた1年だったと思います。改めて2016年を振り返ると、ご自身のアーティスト人生でどんな時間だったと思いますか?

「2016年は私にとって挑戦の年だったと思います。2月にフィンランドで行なわれた共同作曲キャンプ〈A-pop Castle〉に参加したことも、とても大きな経験になりました。それまでの挑戦はアーティスト・塩ノ谷 早耶香の枠の中でのものだったように思うのですが、今回は枠を超えた部分での挑戦だったので少しアプローチが違ったように思います」

――そんな流れの中で作られた2ndアルバム『Mist-ic』ですが、どのような想いで制作されたのでしょうか?

「2016年に入ってから楽曲制作をずっと続けてきたので、常にアルバムに対する意識は持っていました。今回のアルバムは恋愛ソングという軸があって、様々な角度から恋愛を捉えて楽曲にしていきました。好きな人と初めて出会ったドキドキ感、笑顔や涙、ひとりの恋する女の子のいろんな瞬間を切り取ったアルバムになっていると思います。全体的に80~90年代の“ダサかわいい”感じ――ヒールでカツカツ歩いているんだけど躓いちゃうような女の子像――をイメージしていただければ。それと、新曲は90年代のR&Bテイストを取り入れたトラックが多くなっています」

――リード曲でもある「BELIEVING」は、映画『イタズラなKiss THE MOVIE 2 ~キャンパス編~』の主題歌として書き下ろした楽曲ですよね?

「この曲はプロデューサーのErik Lidbomが来日した時に一緒に作った曲で、90年代のR&Bテイストというリクエストを伝えてトラックを作っていただきました。その時はまだ映画のお話をいただく前だったんですが、私が思い描いていたダサかわいい世界観と、映画のヒロインである琴子ちゃんが偶然にもマッチしていたんです。それを『イタズラなKiss THE MOVIE 2~』でメガホンをとった溝口監督にも気に入っていただき、映画のコンセプトを受けて、過去に何度か歌詞を書いていただいている岡嶋かな多さんと一緒に映画の世界観に寄り添わせながら歌詞を書き下ろしました」

――MVではダンス・パフォーマンスを初披露しているそうですね。

「幼稚園から高校3年生までジャズダンスをやっていたこともあって、MVにダンス・パフォーマンスを取り入れるのはどのタイミングかなぁって、以前からスタッフのみなさんと話していたんです。そうして、この『Mist-ic』で2017年のスタートが切れることが決まった瞬間、“ここしかない!”と思ったんです。みなさんに驚きを届けられるMVにしたかったので、〈BELIEVING〉で初披露することにしました。大好きな彼と一緒にパーティへ行くまでのお話を描いていて、一生懸命お化粧したり、かわいいお洋服を選んだりとか、ストーリー性のあるMVに仕上がっていると思います。一緒に踊っているダンサーのひとりは、実はEXPGの福岡校で一緒にがんばっていた友達なんです! いつか一緒にMVを録ろうねって話していた夢が、ここで叶いました」

――ここからは新曲を中心にお話を伺いたいと思います。まずは3曲目の「YOU & ME」から。

「この曲は80年代テイストを取り入れた遊び心満載の作品で、デビュー曲の〈Dear Heaven〉を一緒に作ってくださったマシコタツロウさんと妄想を広げながら作った曲です。ダサかわいい女の子が遊園地で初デートするっていう設定で妄想を始めて、いつもは履かないヒールで背伸びしちゃったり、スカートをはいてみたりして一生懸命お化粧もしている女の子がイメージ像。おすまし顔だけど、内心ドッキドキっていう(笑)。マシコさんも遊園地っぽいサウンドにしようってたくさんアイディアをくださって、メリーゴーランドの音を入れたり、いろいろ遊んでくださいました。妄想を音楽で実現させる作業だったので、凄く楽しかったです。音楽って人と音を楽しみながら作るものなんだなぁって改めて感じることができました」

――5曲目の「GOOD BOY」は収録曲の中でも一番最後に作った楽曲だそうですが、何か狙いがあって制作した楽曲なのでしょうか?

「アルバム全体を曲順に並べてみた時に4曲目の〈SMILEY DAYS〉と6曲目の〈奇跡〉の間で、作品の流れを作る曲にしたかったんです。曲調的には90年代のR&B感のあるトラックを選んで、楽曲の世界観も〈YOU & ME〉と比べると少し大人な感じにしました。言うならば、目覚めの朝にパジャマのままブラックコーヒーを飲んでいるイメージというか。でも、本当はまだちょっとムリしながらブラックコーヒーを飲んでいるっていう(笑)。あたふたした恋ではなく、大人の恋愛に憧れる女の子をイメージした曲です」

――リスナーには、どんな風に届いて欲しいですか?

「幸せな恋愛って、のほほんとした気持ちになれるじゃないですか。もし今、恋愛をしていない方でもそんな気持ちになれる楽曲だと思います。大人の恋に憧れながらも、現実の今の幸せを実感できる、そんなリアルさも感じてもらえたら嬉しいです。歌詞の世界観もそうですけど、ミッドテンポのR&Bでゆったり聴けるサウンド感です」

――9曲目の「魔法」は昨年末にリリースした作品ですが、8曲目の「こんなにも愛してたんだ」に続き切ない作品が並んでいますね。

「〈こんなにも~〉は、私も歌っていて“辛いな”“悲しいな”って思いました。みなさんには自分の失恋体験と照らし合わせていただいて、涙を流しながら落ちる一歩手前の曲としていただければ。〈魔法〉は泣きたい時に涙をこらえさせる曲ではなくて、同じ気持ちになって一緒に涙を流すことができるような曲になればいいなと思って作った曲です。失恋ソングというよりも片想いソングなので、“こんなにも愛してたんだ”で終わった恋なんだけど、やっぱりその人が好きという気持ちで聴けると思うんです。“今もキミの瞳に溺れてる 胸が壊れそうなくらいに”とか“諦めたくて 逃げ出したくて 携帯の中 キミを消した”という歌詞は、よりリアルに聴こえるんじゃないかな。この恋、自分の中では終わってなかったという女心が伝わる楽曲だと思います」

――そしてラストが1stアルバム『Luna』にも収録されている「キミの側で」のアレンジ・バージョン。

「オリジナルはトラックも激しめでテンポ感もあったんですが、より声と言葉でメッセージを届けたかったので、テンポ感を落として音数も少なくしました。一番のポイントは、最初のアカペラ。そこにメロディはついているんですけど、本当に言葉として投げかけているかのように歌いました。〈泣いていいよ〉、〈1人にならないで側にいるよ〉という歌詞に、私の気持ちが集約されています」

――塩ノ谷さんはストーリー性を凄く重視されますよね?

「はい! 歌詞を書く時って、どうしてもストーリー性を求めちゃうんです。一番大切にしていることは、物語がそこにあって画が浮かぶこと。私が書いた歌詞が答えなのではなくて、そのストーリーを受けて聴いてくれた方の曲。自分の感情を淡々と書き連ねるのではなくて、聴いてくれるみなさんが答えを見つけられるような歌詞が書きたいといつも考えています」

――1stアルバム『Luna』と比較して成長したところ、変わらない部分、それぞれどう感じていますか?

「成長という点では、今作では塩ノ谷 早耶香の人間性を表現しようと取り組んだので、自分のことがわかってきたかなと思います。変わらない部分は、光りと陰というテーマ。楽しい気持ちを光りに例えるのであれば、あまり誰かに見せたくない陰の部分も、今作では〈こんなにも愛してたんだ〉や〈魔法〉といった曲で取り上げています。人間そのものを出していきたいという考え方は、前作『Luna』から変わっていないかなと思います」

――最後に、今作で世の中にどんな塩ノ谷 早耶香像を提示できると感じていますか?

「ここ最近のシングルではビジュアル的に“かわいい”をテーマに意識してきたので、今作ではそういう世界観も保ちつつその奥にある悲しみや切なさもしっかり伝えられていたらいいなと思います。あとは、発売日近くにはリリースイベントをやらせていただきます。そして、さらなる目標としてワンマンツアーがあり、塩ノ谷 早耶香の歌を広く生で届けていきたいです。音楽は誰かと楽しむものであり、ライブでもみなさんに一緒に楽しんでいただけたらと思っています」

取材・文/馬渕信彦



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