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オーディオ
2015.06.26

音楽を死蔵させない!待望のMDデッキ

「音源はデータ」という考え方が当然となった今だからこそ存在意義がある。それがTEACのコンビネーションデッキ「MD-70CD」だ。CDプレーヤーはもちろん、何よりもMDレコーダー搭載という点がトピックスだ。

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TEAC MD-70CD

全盛期に作ったMDを死蔵させないMDデッキ

MD(ミニディスク)が登場したのは1992年。ディスクのコンパクトさや頭出しの容易さなどから、それまでカセットが主流だった記録メディア市場を一気に席巻した。ポータブルプレーヤーも各社から発売され、カセット用と比べ大幅に小型化されたことで支持を得て、急速に普及していった。しかし2000年代に入り、音楽はMP3を中心としたデジタルデータ化が進み、対応機器も年々減少。今となっては、MDというメディア自体が“懐かしい”感覚で語られるようになった。

しかし、ちょっと待ってほしい。全盛期だった約10年の間にMDに録り貯めたあの音楽はどうすればいいのか。CDや配信データを買い直し、すべてデジタル化すればいいという話になるのかもしれないが、そもそもデジタルに不慣れな人にとってはハードルが高い。そんな時代に登場したのがこのMD-70CDなのだ。

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コンポに慣れた人に懐かしいアナログな使い勝手

もう見た目からして、コンポ世代にとっては懐かしい佇まいだろう。最近のオーディオ機器は、ひとつのボタンにいくつもの機能を持たせシンプルなデザインのものが多いが、MD-70CDのフロントパネルはボタンだらけだ。再生や停止、曲送りといった使用頻度の高い機能は、それぞれひとつのボタンに割り当てられている。さらにランプも点くので、わざわざディスプレイを確認しなくても、今なにをしているかがひと目で分かる。このアナログな感覚こそが、懐かしさの源であり、そして近年少なくなった直感的な操作を可能にしている。もちろんCDからMDへのダビングもボタンひとつで簡単に行える。4倍速ダビングやステレオ2倍録音(LP2)、ステレオ4倍録音(LP4)といった機能も備えており、こうしたさほど使用頻度が高くない詳細設定は、中央にあるマルチジョグダイヤルを使い変更することになる。

さらにこのMD-70CDでおもしろいのが、オーディオCDを再生する際にピッチやキーを変えられる点だ。ピッチは-50%~+16%(0.1%単位)、キーは♭6~#6の範囲で設定できる。またフェードイン、フェードアウト再生も可能になっていて、MDへのダビング時にも設定できる。そう、まさにカラオケマシンとしても活躍してくれるのだ。

アナログ、デジタルどちらも豊富な入出力端子

気になる端子類はアナログ、デジタル共に用意。ピンジャックのアナログ入出力と、同軸および光デジタルの入出力を装備している。D-sub 9ピン端子もあるので、シリアルコントロールも可能だ。またフロント側には、PC用のキーボードを接続できるPS/2端子もあり、トランスポートコントロールもできるなど、さまざまなニーズに対応できる仕様になっている。

ちなみにCDプレーヤーは、WAVファイル、MP3ファイルの再生も可能で、CD-TEXTも表示できる。さらにCD-TEXT付きのファイルであれば、MDへのダビング時にトラック名をコピーしてくれる。CD-TEXTがなくても、WAVファイルの場合はファイル名をトラック名として、MP3ファイルの場合は、ID3タグのトラック名をコピーしてくれるといった、かゆいところに手が届く嬉しい機能も搭載している。

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先行き不透明だからこそ買っておくべし

今さらMDと思う人も多いだろう。しかし、オーディオと同様にデジタル化が進んだカメラや写真の世界でも、実は撮影データをSDカードという物理的なモノで保存している人が多い。昔でいうフィルムや紙焼きと同じ感覚で、SDカードを何枚も保管しているのだ。この感覚をオーディオでも持っている人は多いだろう。レコードやCDといった音源を自分なりに編集して保存する。そんな楽しみもあったカセットやMDの時代は、ケースをズラリと並べ、自分がどれだけ持っているかをひと目で確認できた。しかし今は、目に見えないデータの容量やファイル数で確認するしかない。もちろん、小さなポータブルプレーヤーで考えられない曲数を持ち歩けるようになったデジタル化は、嬉しいかぎりだ。しかし、デジタル化になかなかついていけない人にとっては、物理的なモノであることで音楽を可視化でき、さらに簡単に上書きや曲の頭出しができるMDは、今でも手放せないメディアだろう。今後どうなっていくかは分からないが、少なくとも今購入できるMDレコーダーとしてMD-70CDが発売されたことは朗報だ。必要な人は、手に入れておいた方がいいかもしれない。

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※この記事は、2014年11月から2015年9月までに「96mono(クロモノ)」で公開された記事を転載したものです。製品の仕様や価格等は公開当時と異なる場合があります。

Text/エンドウヒデカズ

TEAC MD-70CD


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